お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
DIY
Houzz

DIY:苔を使ったテラリウムをつくろう

簡単にできる苔のテラリウムで、テーブルや棚の上をもっと楽しく。小さな苔を使ったテラリウムのつくりかたをご紹介いたします。

Houzz

Houzzは「住む人」と「住まいのプロ」をつなぐ、住宅・インテリア・ライフスタイルのコミュニティサイトです。 http://www.houzz.jp

 

小さな苔を使ってテラリウムを作ってみよう!

寂れた石畳の道の隙間や崩れそうな壁のひび割れの間から顔を出している苔を見ると、かわいいなあと思います。ふと顔を近づけ、触って見たくなる植物でもあります。

そこで、サンフランシスコにある〈ライラ・B・デザイン〉のベイラー・チャプマンさんに、見ているだけで心がなごむ、小さな苔を使ったテラリウムのつくりかたを教えてもらいました。
 

用意する材料

 
植物

  • シートモス
  • クッションモス
  •  
    その他の材料

  • 開口部のあるガラスの容れ物(花瓶やジャーでもOK)
  • スプーン
  • 霧吹き器
  • 刷毛
  • 活性炭(ペットショップ等のアクエリウムを扱うコーナーで入手可能)
  • 装飾用の小石(水槽用の小石でもOK)
  • 長いツイーザーやトング
  • 長い綿棒
  • 薬用スポイト
  • 建築模型で木を表現するのに使う材料(その他、使えると思ったものなら何でもOK)

 

DIYスタート!

STEP01

スプーンを使って石を並べる。大きめの石を3つ置き、周りに小石を敷き詰めます。こうすることで、水はけがよくなります。
 

STEP02

容れ物の大きさにあわせてシートモスを準備。霧吹きで湿らせた後、余分な水気は絞って切ります。湿らせると扱いやすくなるし、細かいクズが出にくくなります。
 

STEP03

石の層をしっかりとシートモスでカバー。スプーンの背や刷毛の柄の先を使って、テラリウムの隅々まで敷き詰めます。シートモスは、この上に入れる活性炭と石の層が入り交じるのを防いでくれます。
 

STEP04

シートモスの層をカバーするように活性炭を入れます。活性炭には除湿・脱臭作用があるので、テラリウムの防臭剤となってくれます。

これで、ベースの層は完成。
 

STEP05

ひとつかみのクッションモスを準備し、テラリウムに加えていきます。層の厚さはお好みで。ベースの層よりも厚くても薄くてもかまいません。カットの仕方次第で、風情のある形になります。
 

STEP06

シートモスと同じようにクッションモスも霧吹きで湿らせ、絞って余分な水を切ります。

クッションモスは大きめサイズでも小さくちぎってもOK。テラリウムの中の景色をどうしたいか、想像しながら決めていきます。湿らせたあとすこし時間を置いてから作業を始めると、クッションモスが崩れたり、クズが出たりしにくくなります。
 

STEP07

クッションモスをいちばん大きい塊からテラリウムに入れていきます。チャプマンさんは、テラリウムの底面積の半分くらいの大きさのクッションモスを使っていますが、大きさも形もお好み次第でOK。
 

STEP08

苔と一緒に使う小物は頑丈なものを。チャプマンさんは、高さとコントラストが面白い景色をつくってくれる黒い石を選びました。
 

STEP09

お好みでクッションモスを加えていきます。ツイーザーを使って、つまんだり、カットしたりしながら、形を整えていきます。どの角度から見ても面白い景色にしたいもの。クッションモスで全体を覆ってもいいし、一部に石をあしらっても。チャプマンさんは、容れ物の開口部からちょっと飛び出す形を選択しました。
 

STEP10

クッションモスがないところには石を使うこと。活性炭やシートモスはきっちりとカバーし、クッションモスは、周りの小物や石よりも高く盛ります。
 

STEP11

建築模型で木を表現するのにつかう材料など、小物をうまく使っても楽しい景色になります。設置にはツイーザーを使います。
 

STEP12

刷毛や大きめの綿棒を使って、作業中についてしまったゴミやクズをとります。
 

STEP13

薬用スポイトで水をあげます。スポイトを使えば、ガラスが汚れることもありません。
 

完成!

テラリウムは、いつも眺めて楽しめる棚の上など、室内の直射日光の当たらない場所なら、どこでも置いてOK。適切に手入れすれば、長い間楽しむことができます。
 

1週間に1度、あるいは苔が乾いていたら(触ってみるとわかります)、スポイトで水をあげます。適切な水の量は、季節や容れ物の形で変わります。容れ物の内側に結露が起こるようなら、水のやり過ぎです。
 
文:Annie Thornton
翻訳:ハウズ日本版編集部
写真:Margot Hartford Photography
記事提供:Houzz(ハウズ)