- 藤岡みなみ
- ふじおか・みなみ/文筆家。暮らしの中の異文化をテーマにした『パンダのうんこはいい匂い』(左右社)が発売中。
藤岡みなみ|思い立ったがDIY吉日 <vol.14>
タレントの藤岡みなみさんが、モノづくりに対してのあれこれをつづるコラム連載!題字ももちろん本人。藤岡みなみさんの可愛くもシュールな世界観には、思わず引き込まれちゃいます。今回はいつものDIYレポートから一変、藤岡みなみさんがこれまでに2度開催した個展について語ります!
今回はいつもと違って
―DIY好きのみなさんこんにちは。
牡蠣が大好きで牡蠣グッズを作って喜んでいた私がおそらくたった1個の生牡蠣でノロウイルスになり嘔吐し続けた結果、いままでは常に胸の中にあった牡蠣を食べたいという気持ちが一切無くなった……世界が変わった…… pic.twitter.com/kvltJxlJO4
— 藤岡みなみ (@fujiokaminami) December 15, 2016
このコラムではワンピース制作や刺繍、シイタケ栽培や縄文土器作りなどわたしが日々思いつくままに挑戦してきたDIYについてご紹介してきましたが、今回はこれまでに2度開催した個展について書きたいと思います。
オリジナルグッズの展覧会
2016年と2017年に、小さなギャラリーを借りてオリジナルグッズの展覧会を開きました。最初は、つくったものを見てほしい! という純粋な気持ちでしたが、スペースを借りる段階になってはじめて、制作物をただ並べて見てもらうだけでは成立しないのだと気づき焦りました。
理想の空間が完成!搬入前のギャラリーの様子。
個展を開くって、空間をDIYするということだったんです。空間全体で表現する世界観がないと、ただの倉庫です。そこで、最初の個展ではテーマを架空のスーパーマーケットに定め、スーパーに買い物に来ているときのワクワク感をイメージして色鮮やかな配色を心がけました。
個展のために作った野菜の抱き枕。
白く空っぽだったギャラリーがどんどん自分色に染まっていくのは快感でした。テーマを決めて空間をプロデュースするという感覚は、普段の生活でも使えますね。
テーマを決めると楽しくなる
自分の部屋も整理整頓するだけじゃなくて、本屋さんっぽくしようとか遊園地っぽくしようとか決めてとりかかると楽しいです。
ものづくりだけじゃなく、
雰囲気づくりも立派なDIYなのです。
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藤岡みなみ
ふじおか・みなみ/1988年、兵庫県出身。テレビ番組・CMに出演からラジオパーソナリティ、エッセイストなど、幅広く活動。バンド「藤岡みなみ&ザ・モローンズ」ではボーカルを務める。
ブログ:藤岡みなみ 熊猫百貨店
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