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毎月ガス代の請求がくるたびにため息が出る・・・そんな方にガス代節約方法をご紹介します! プロパンガスと都市ガスはどっちがお得なの? といった疑問や使い方を見直すだけで、今すぐにできる節約術をご紹介していきます!
ガスには「プロパンガス」と「都市ガス」の2種類があります。
どちらのタイプのガスが多いかは戸建てや集合住宅、地域によって傾向があります。
まずは2つのガスの違いをご紹介します。
集合住宅に多いプロパンガスは省スペースでも設置ができ、災害時にも復旧が早いのでもしもの時には安心です。
また、熱量が多いので、中華料理などの火力が必要な飲食店ではプロパンバスが多く使われています。
多くの場所で利用されているプロパンガスですが、ガス代は比較的高い印象です。
プロパンガス料金はなぜ高くなってしまうのでしょうか。
【プロパンガスが高くなってしまう理由】
各プロパンガス会社が独自で値段設定をしているにもかかわらず、そのことを知らない利用者が多いので、価格競争が進みにくいことも要因の一つです。
プロパンバスのご家庭は他のガス会社と料金比較をしてみてもよいかもしれません。
都市ガスは地下を通る配管からガスが供給されるので、インフラの整っている都市部で使われることが多いです。
ガス管の引き込み工事が必要なので初期費用がかかり、地震災害に見舞われると復旧まで時間がかかってしまいます。
また、プロパンガスと違い、都市ガスは発熱量が地域によって違うため、引っ越しなどでガス会社が変わるとガス器具の買い替えも必要になってしまうこともあるでしょう。
ガス代はプロパンガスよりも比較的に安く、公共料金のため急な値上がりなどはありません。
自由料金型のプロパンガスはもちろん、都市ガスも地域によって料金は変動します。
一例として、東京でのガス代を比較してみましょう。
※ガス料金の計算方法:本記事筆者宅の2017年2月検針の料金で比較。プロパンガス平均は相場価格。
【熱量から料金比較】
プロパンガスは都市ガスよりも2.23倍も熱量が高いので、同じ熱量に対する料金を正確に比較するためには、都市ガスに2.23を掛けます。
・都市ガス:7,301円
・プロパンガス:10,950円
熱量で比較した場合でも東京では都市ガスの方がお得に感じられるでしょう。
※地域や季節によって変動があります
家庭でガスを使う場所と言えば主にキッチンとお風呂です。今すぐにでも簡単に始められるガス代の節約方法を紹介していきますね。
ガス代が一番多くかかるのはお風呂です。給湯器でお湯を沸かす量が多いほどガス代がかかります。特に冬場は冷たい水からお湯を作るため、ガス代が高くなってしまいます。ガス代節約のために、まずはお風呂のお湯の温度を下げない方法を試してみましょう。
【計算例】
・3℃×3円×3人=27円
※1人目はお湯はり後の入浴のため追い炊きなし
・27円×30日=810円(1か月分の追い炊き追加金額)
お湯が冷めないうちに家族全員の入浴をすませたり、お湯が冷めてしまったらポットややかんのお湯を足し湯に使うように心がけてみましょう。
調理や洗い物など台所で使うガス代は全体の2割を占めています。
熱効率をうまく使った工夫で賢く楽にガス代を節約していきましょう。
ガス代をコンビニ振込み、銀行引き落としで支払っている方は、可能であればクレジットカードでの支払いに変更しましょう。
カードのポイントがたまるので実質的な節約につながります。
毎月のガス代はカードの明細記録に残るので、請求書発行手数料も節約することができます。
電力の自由化に続いて2017年4月から都市ガスの自由化が始まりました。
すでにある都市ガスの配管を通じて、供給する業者が選べるようになり、価格競争やサービスの向上が期待されます。
すでに業務ガスでの実績がある東京電力や関西電力はもちろん、今後は電力会社以外の参入も見込まれています。
家庭で使っている電気や通信サービスとのセットプランを選ぶことで光熱費全体の節約ができるものもあるので、無料見積もりをしてみてはいかがでしょうか。
いかがでしたか? 毎日使っているガス代は生活の中でちょっと意識することで簡単に節約につながります。家族みんなで今日から始めてみてくださいね。