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ガスコンロの五徳(ゴトク)についた焦げや油汚れ・・・ついつい放置してしまいがちですよね。でも時間が経つと汚れはますます取れにくくなってしまいます。おうちで簡単にできるガスコンロの五徳の掃除方法とキレイに保つ毎日のお手入れや裏ワザをご紹介!
ガスコンロの五徳には、ステンレス素材とホーロー素材の2種類あることをご存じでしたか?
ステンレスの五徳(ゴトク)は耐久性に優れており、見た目も美しく高級感があるのが特徴です。
ただし先端部が加熱により変色を起こすことがあるため、専用のステンレスクリーナーでこまめに掃除をする必要があります。
ホーローの五徳は濃い色で塗装されているので汚れや傷が目立ちにくく、ステンレス五徳と比べて掃除が楽だというメリットがあります。デメリットとしては、長期間の使用で塗装が剥がれ、サビてしまう可能性があることが挙げられます。
今回は一般家庭でよく使われている、ホーロー素材の五徳の掃除方法をご紹介します。
重曹は弱アルカリ性のため、酸性に傾いた油汚れを中和し、乳化させて落としやすくしてくれます。
またタンパク質を分解する特性もあるため、吹きこぼれなどの食べ物汚れや油汚れがついた五徳の掃除には最適!
重曹を使い、五徳の汚れレベルによって掃除方法を変えていきましょう。
軽い汚れなら、重曹水をスプレーして拭き取るだけでピカピカに!
重曹と同じく人気の「セスキ炭酸ソーダ」も油汚れに効果を期待できますが、研磨剤としての役割も果たす重曹のほうが、こびりついた焦げに対しては効果が高いようです。
【材料】
【作り方】
【手順】
【ビールやお酢でも代用可能!】
少しの汚れなら、ビールやお酢も重曹の代わりに使えますよ。
ビールに含まれるアルコール、ビタミンE、酵素には、それぞれ油汚れを分解する働きがあり、お酢は酸性なので汚れを中和してくれます。
やり方は、ビールの場合なら飲み残しをキッチンペーパーに少し含ませて汚れが気になる五徳の部分に密着させ、数分置いてから拭き取るだけ。お酢の場合はお酢と水を1:2の割合で、スプレーボトルに入れて混ぜ、重曹水スプレーと同じように使います。
重曹水スプレーと同じく、拭き取り残しがないようにしっかりと水拭きするか、五徳を外して水洗いして乾かしてくださいね。
重曹水スプレーで落ちない古い油汚れや焦げ付きをむやみにゴシゴシ洗うと、五徳を傷つけてしまう場合もあります。
そんなときは、ガスコンロの五徳を重曹水につけおきしましょう。
つけおきをすることで五徳全体に重曹パワーを行き渡らせることができます。
【材料】
【作り方】
【手順】
重曹水が足りなければ、ぬるま湯1リットルに対して重曹大さじ4杯の割合で、継ぎ足してください。
あまり長時間放置すると、ガスコンロの五徳の塗装が剥げてしまうこともあるので注意!
汚れが落ちにくい場合は、スポンジに台所用中性洗剤を含ませてこすりましょう。
【部分的な汚れにはこれ!重曹ペーストで重曹パック】
部分的な汚れを落としたい場合には、重曹パックをして集中的に掃除をしましょう。
焼き付いた油汚れなどもスッキリ綺麗になりますよ。
【材料】
【作り方】
【手順】
【業務用!超強力油用洗剤】
ガンコな焦げ付きへの最終手段! ガスコンロの五徳を重曹水で煮出し、汚れを浮き上がらせるという方法をご紹介します。
五徳を丸ごと掃除できるので、こすりにくい立ち上がった箇所の汚れも綺麗にできるのがメリットです。
【材料】
【作り方】
【手順】
沸騰したお湯にあとから重曹を入れると、発泡して吹きこぼれる可能性があります。必ず沸かす前に入れるよう注意してください。
また、アルミ製の鍋は重曹の成分により、黒く変色する場合があるので避けましょう。
あまり長時間沸騰させると塗装が剥がれてしまうこともあるので、長くても沸騰してから5分程で火を止めてください。
使うたびにちょっと掃除するだけで、ピカピカ五徳をキープできます。
こびりついて掃除が困難になる前に重曹水スプレーでこまめにお掃除をして、汚れレベル1で留めておくのがポイントです。
お掃除は油汚れが冷えて固まってしまう前の、まだコンロがあたたかいうちに済ませておくのがおすすめ。
重曹水スプレーやセスキ炭酸水スプレーをかけて、さっとふきんで拭き取りましょう。食器用洗剤を含ませたふきんを使っても、軽い汚れなら簡単に落とせますよ。
ただしくれぐれもやけどには注意。ゴム手袋などで手を保護してお掃除をすると良いでしょう。
気温が高い夏場は油もゆるみがちですので、冬場よりお掃除も楽ちんです。年末の大掃除まで溜め込まず、夏の間にこびりついた汚れを落としておきましょう。
キレイになった五徳、できるだけそのままの状態をキープしたいですよね。
キッチンペーパーなどにサラダ油を含ませて、五徳全体に薄く塗っておきましょう。
これである程度の焦げやサビは予防できますし、汚れも落としやすくなります。
軽い汚れを毎日掃除するなら、ふきんや柔らかいウレタンスポンジを使いましょう。
汚れがこびりついて固まってしまうと、研磨する力の強いナイロン不織布スポンジやたわしなどでゴシゴシしないと取れなくなってしまいます。
五徳をなるべく傷つけないためにも、柔らかいスポンジで汚れが落ちるうちにお掃除しましょう。
いかがでしたか? ご紹介した方法で、油汚れや焦げ付きのないピカピカの五徳を手に入れてくださいね。
キレイなガスコンロの五徳ならお料理のモチベーションもアップ! 快適なキッチンタイムを過ごしましょう。