
- 菅原さくら
- 1987年の早生まれ。ライター、編集、雑誌『走るひと』副編集長など。人となりに焦点を当てたインタビューや対談が得意。雑誌やWebメディア、広告・採用、コピー、パンフレットなどさまざまなものを書きます。
http://www.sugawara-sakura.com/
子育てグッズこそ、使っていてテンションが上がるものを選びたい。デザインがかわいかったり、とびきり性能が優れていたりすると、疲れているときにも楽しい気分になれるはず。そんな素敵なアイテムを、1歳の子どもを育てるライター・菅原さくらが選びます。
梅雨が明けて、いよいよ本格的な夏がやってきました。体温ほども気温が高い日はなるべく外に出たくないけれど、そうはいかないのが子ども。思いきり体を動かしておかないと、夜の睡眠にも影響が出てきます。
では、心ゆくまで外遊びをさせてあげるために大切なこと。水分補給は言わずもがなですが、見逃せないのは「日焼け止め」「虫よけ」だと思います。
▲楽しそうにずんずん進んでいくけれど、日差しが強いときに、なにもそんな虫が多そうな場所で遊ばなくても~……という親心。
▲すぐさま蚊がよってくるので、たぶん何の役にも立たないけど、手でガードしています。
目次
CMでもよく聞くように、赤ちゃんの肌は敏感。なるべく日差しから守ってあげたいけれど、息子は帽子がきらいなので、日焼け止めを塗る以外の方法がありません。それから、子どもって、驚くほど蚊に刺されます。露出面積でいえば大人にかなわないはずなのに、ほんの5分の外出でもぷっくりと赤い腫れ……。
今年からは保育園に通っているため、平日は園のみんなと外遊び三昧。家からしっかり日焼けや虫刺されの対策をしていかなくてはなりません。
とはいっても、たくさんある子ども用の日焼け止めや虫よけ。ネットでは違いがいまいちわからないので、さまざまなメーカーの製品を8つ試してみました!
息子の赤ちゃん肌を借りて、毎日いろいろ使い比べてみましたが、正直に言って性能はどれも大差なし。そこで『サクライク』としては、使っていてテンションが上がるかどうかをチェックしました。
私が日焼け止めで一番重視しているのは、塗り心地。忙しい朝や外出中に使うものだし、子どもはつねに動き回るから、伸びがよくてすばやく全身に塗れるのがベストです。
ミルクやジェルが使いやすく、塗った場所もべたつきません。
▲上はママバターの「UVケアミルク」で、下は「UVケアクリーム」(45g・1200円)。クリームはこっくりとしたテクスチャーで、そのぶん保湿力は抜群。子どもよりも、むしろ化粧下地として私が使いたいです。
昨今の日焼け止めは、虫よけ成分が配合されているものもたくさん。お出かけ前の支度が一本で済むのは、とってもありがたいです。0歳児だった去年は虫よけリングを着けていたのですが、強すぎるニオイに大人がちょっとしんどくなることも……保育園ではリングタイプはNGだし、今年は別の手段を探したいところでした。今回見つけたのは、アロマの香りが心地よい製品です。
虫よけは、日焼け止めと併用することが多いもの。個人的には、ミストタイプが最強だと思っています。スプレーよりも子どもが吸い込みにくく、クリームと違って洋服や帽子などにも付けられるし、重ねづけもしやすい。日焼け止めクリームを塗ったあとに、ミストの虫よけをかければ、ガードは完璧です。
もちろん分けるのが面倒なら、先ほどご紹介した虫よけ成分入りの日焼け止めでスマートに。
使用感には直接関係ないけれど、パッケージの形状も気になるところです。よちよち歩きの息子は好奇心が旺盛で、特にボトルやチューブが大好き。彼の手が届くところにワセリンのチューブが置かれていて、気づけば手や口の周りがべたべたに……なんて惨事もしばしばあります。
固めのキャップを回して開けるパッケージなら、いまのところは大丈夫。
カバンに入れていて、うっかり漏れる心配もなさそうです。もちろん、こんなキャップもそのうち開けてしまうようになるんでしょうが……。
▲「UVケアクリーム/ミルク」(ママバター)と「エーデルワイス UVプロテクト」(WELEDA)。このキャップなら息子の手には負えないので、さわっていても安心です。
子どもの肌に塗るアイテムは、天然由来のものを選ぶ人が多いよう。今回紹介したアイテムも、ほとんどがオーガニックの製品です。でも、個人的にはあまりそこは気にしていません。
使い心地のいい日焼け止め&虫よけで、子どもが元気に外遊びを楽しめれば、万事OKなのであります。
※価格はすべて税抜です。