- 西方凌
- 1980 年生まれ。愛知県出身。
短大卒業後、左官職人として働きながら日本テレビ系恋愛トーク番組『恋のから騒ぎ』に出演。第9期生として2002~2003年の全ての回に出演し、「左官屋」の愛称で親しまれた。2004年よりタレントとして活動を開始。CM・PV・雑誌に活躍の場を広げる。
2011年によしもとクリエイティブ・エージェンシーに移籍。2012年 5月に、タレントの木村祐一氏と結婚。
自身のブログでは、自らが手がける子供服ブランドの情報や、本格的な自宅DIYの様子などを発信している。
西方凌オフィシャルブログ
西方凌「離乳食フルコース&キム兄手作りスプーンで、食の楽しみを」【子育て meets DIY Vol.1】
2016年秋に長女を出産した、タレントの西方凌さん。いまは夫・木村祐一さんとともに、子育てに奮闘しています。そんな日々を通じて感じたことや子育ての工夫、そして、大好きなDIYについて綴る本連載。子どもをとおして西方さんが見つけた“豊かなくらし”とは?
- 西方 凌(にしかた・りょう)1980年生まれ。愛知県出身。短大卒業後、左官職人として働きながら日本テレビ系恋愛トーク番組『恋のから騒ぎ』に出演。第9期生として2002~2003年の全ての回に出演し、「左官屋」の愛称で親しまれた。2004年よりタレントとして活動を開始。CM・PV・雑誌に活躍の場を広げる。2011年によしもとクリエイティブ・エージェンシーに移籍。2012年 5月にタレントの木村祐一氏と結婚、2016年11月に第一子となる娘を出産。自身のブログやInstagramでは、自宅のDIYや子育ての様子を発信している。
西方凌オフィシャルブログ
パコマ読者の皆さま、ご無沙汰しています。西方凌です。昨年11月末、無事に女児を出産して戻ってきました。
産後の私の生活は、慣れない育児に奮闘の日々。
そして、子どもの成長は思っていたよりずっと早くて、昨日できなかったことが今日はできているという感動の毎日でもあります。
今後はDIYだけでなく、そんな育児や暮らしも含みつつ……ときどきDIYな連載にしていけたらなと思っています。どうぞよろしくお願いします。
目次
“コース料理”のような離乳食で、食の楽しみを知ってほしい
あっという間に、娘は8ヶ月。
両親に似て食いしん坊で、離乳食もよく食べてくれるため作り甲斐があります。最近の離乳食はレトルトも豊富で、お値段もお手ごろ。出掛け先でも簡単にあげられるので、とても助かります。けれど、お家で食べるぶんはできるだけきちんと手作りしてあげたいなって思っています。
というわけで、今回は我が家の離乳食のおはなしです。
▲離乳食は、お父ちゃんが作ってくれたスプーンで。形はいびつだけど、とっても食べさせやすく、娘も食べやすいようです。
突然ですが、母乳って一回の授乳で味に変化があるってご存知ですか?
母乳は、赤ちゃんがおっぱいを吸い出してから作られ始めるのですが、最初の母乳は薄く、飲み進むにつれてだんだん濃い味になっていくんです。
これは、脂肪濃度が変化するため。
お腹がいっぱいになる頃には、飲み始めに比べて脂肪分が3~5倍の濃度になっているのだとか。つまり、大人で言うところのフルコース料理のような味覚の変化を、赤ちゃんはすでに知っているということになります。
そう思うと、ペーストしたご飯にペーストしたお野菜を混ぜただけの離乳食ではなく、始めは薄味から、だんだんと食材の味を濃く感じられるような離乳食を作ってあげたいなと。
冷凍ストックで、ぐっと手軽に!
とはいえ、ペーストするだけでも面倒な離乳食を、毎回何品も作るのは大変です。だから、まとめて一気に作って製氷機で冷凍。何種類かストックしています。
ストックしているのは主に次の3タイプ。おかゆやパンなどの炭水化物と、野菜をペースト状にしたもの、魚やそぼろなどの肉をメインにしたものです。
おかゆは一回分に分けて、解凍しやすいように平たく凍らせています。
パンはそのまま凍らせて、使うときにおろし金ですりおろし、パン粥に。
野菜のペーストは、味が濃くておいしい旬の有機野菜を使い、ブレンダーで一気にペースト状にしています。
魚は火をとおして裏ごしに。お肉は細かく刻んで火をとおし、出汁でのばしてから冷凍。
あとは、納豆を細かく刻んで出汁でのばして冷凍したり……。
▲大根とにんじんをこまかく切って、すこし食感を残しつつ、鶏そぼろとお出汁で炊いたもの。スープのように飲ませても、片栗粉を足してあんにしてごはんにかけても◎。
▲製氷機に入らないものは、凍ったあとに割りやすいようひと工夫。ラップに包んで、線を入れておきます。
ひとつひとつ、手間がかかっていそうですが、そうでもありません。
1回作れば数日分できるので、ひとつの種類がなくなったらひとつ作ればいいのです。
ちなみに出汁も、1リットルの水に対して20gの具を入れ、冷蔵庫でひと晩置いただけの「水出し出汁」を使っています。水出しなので、煮干の腹わたや頭をとる必要もなく、とっても楽チンですよ。
▲まろやかで使いやすい水出しのお出汁は、冷蔵庫で一週間ほど保存が可能。大人用のお味噌汁や煮物にも使っています。
この3タイプのストックと出汁さえあれば、立派な“プチコース離乳食”ができあがります。始めはスープ、次はお粥、その次はおかずをお粥にすこしずつのせて……。味の変化をつけてあげることで、最後まで飽きずに食べてくれるのもいいところです。
▲左上から時計回りに卵の黄身、しらすの裏ごし、パンプキンスープ、5倍粥。娘には卵アレルギーが発覚したので、医師の指導の元、週2で黄身を食べさせています。
▲バナナをまるごと、180℃のオーブンで10分焼いたもの。とっても甘くて、潰してあげると喜びます。
子どもと幸せな時間を過ごすためのコツ
子育てをするようになって、いままでに感じたことのないスピードで1日が経っていきます。そして、そのあっというまな時間は、子供の成長が見られる大切な時間でもあります。
見逃さないように、側でしっかり見守れるように。
そのためにも、離乳食に限らず育児全般、理想を持たずに緩くしていこうと思っています。
完璧を求めると、自分を苦しめることになるから。
子供にとって一番の幸せって、ママが元気に笑顔でいることだと思うんです。
だから、無理はしません。
程よく手を抜いて、ゆる~く……。