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家事
Pacoma編集部

【少ない道具でOK】壁紙のカビの取り方|簡単な予防方法も|

お部屋の壁紙に生えてしまったカビを取る、超簡単な方法をご紹介。重曹や酢、エタノールなど少ない道具でできるから、ぜひ挑戦してみてくださいね。壁紙にカビが生える原因や、予防策も参考にしてみて。

壁紙にカビが生える原因

© PIXTA

お部屋の壁紙にカビが生える原因は、大きく分けて3つあります。

 

換気不足
あまり換気を行っていないお部屋の場合は要注意。
お部屋の中はもともと人の体温や料理の際の湿気、お風呂上がりの水蒸気など、湿度を上げる要因が多く存在します。
気密性が高い部屋は、特に湿気がこもりがちになるので気をつけましょう。

 

結露
室内と室外で温度差が大きいと、結露が起こります。
特に冬の間、窓などに結露が見られるのは、暖かい室内と冷え込んだ外の温度差によるものです。
この結露による水分を壁が吸収してしまうと、湿気を多量に取り入れることになり、カビの温床になってしまうのです。

 

漏水
洗濯機や、壁の中を走る水道管から発生した水漏れ、メンテナンスが長く行われていない屋根などから侵入した雨水もカビの原因のひとつ。
こうした水分を壁紙が吸収してしまうことにより、カビが発生しやすくなってしまいます。

 

重曹・酢・エタノールでできるカビの落とし方

壁紙に生えたカビを落とすには、重曹と酢、消毒用エタノールを組み合わせた方法が効果的です。
酢の効果でたんぱく質を含むカビの動きを緩ませ、重曹ペーストでしっかりとカビを除去。
さらには消毒用エタノールの殺菌効果で、カビの臭いも取り除けますよ。

 

壁紙に生えたカビを取る方法

© PIXTA

【用意するもの】

  • 酢・・・適量
  • 水・・・適量
  • 重曹・・・適量
  • 酸素系漂白剤(衣類用の粉末タイプ)・・・適量
  • 消毒用エタノール・・・適量
  • スプレーボトル・・・2本
  • 歯ブラシ・・・1本
  • ラップまたはキッチンペーパー・・・適量
  • 雑巾(未使用)・・・3枚

 

【酢水スプレーの作り方】

  1. 酢をスプレーボトルに入れます。
  2. 酢の2~3倍程度の水を入れて酢を薄め、よく振って完成です。

【重曹ペーストの作り方】

  1. 重曹と酸素系漂白剤を、1:1の割合で混ぜ合わせます。
  2. 混ぜ合わせたものに少量の水を加えて、ペースト状にします。ペーストの粘度は、壁に付けた際に垂れてこない程度にしましょう。

【壁紙に生えたカビの取り方】

  1. まず酢水スプレーを壁紙のカビ部分に吹きかけます。5分ほど放置した後、雑巾を使ってきれいにふき取りましょう。
  2. 次に歯ブラシを使って、重曹ペーストをカビ部分に塗り込んでいきます。塗り終わったら上からラップやキッチンペーパーを使って湿布して、2~3時間ほど放置しましょう。
  3. 放置後は水を固く絞った雑巾を使ってふき取り、その後乾いた別の雑巾を用いて、再度ふき取りを行います。ここで重曹ペーストを残してしまうと、逆にカビの栄養になってしまうので丁寧にふき取りましょう。
  4. 最後にスプレーボトルに入れた消毒用エタノールを吹きかけて殺菌し、掃除した部分を乾燥させてお掃除完了です。

 

 

【プロ仕様!カビホワイト/amazon】

    1. 市販品の約6倍の濃度のカビ取り剤。壁紙だけでなく、砂壁やコンクリート、お風呂に生えたカビなどにも使えます。「カビホワイト カビ強力除去スプレー」

 

【それでも落ちないときは……】

上記の方法は塩素系漂白剤と違って取扱いの難しさはありませんが、そのぶん頑固なカビには太刀打ちできません。
またそうした頑固なカビは壁紙ではなく、内部の壁自体に発生している可能性があります。
そのような場合は自分で無理にキレイにしようとせず、リフォーム業者に依頼して除去してもらうようにしましょう。

 

壁紙に生えるカビの予防方法4選

ほとんどの家庭の壁紙は白いことが多いため、いくら落とせるといっても、カビが生えないに越したことはありません。
壁紙にカベを生やさないための予防方法をご紹介します。

 

【カビ予防1】お部屋の換気をこまめにおこなう

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晴れた日には窓を開けて、部屋にこもっている湿気を追い出しましょう。
換気扇や扇風機がある場合は、こちらも使って換気を促すのがおすすめです。
雨の日の換気は外の湿気を取り込んでしまうため、逆効果になるので注意しましょう。

 

【カビ予防2】家具と壁の間を広く取る

湿気は小さな隙間ほど溜まりやすいと言われています。家具を壁から離して置けば、湿気の溜まり具合も緩和されますよ。
また小さな隙間に溜まったホコリも、カビにとっては大事な栄養源になります。
家具と壁の間の空間に余裕を持つことは、二重の意味でカビ防止に繋がるのです。
タンスなどの通常の家具は5cm程度、冷蔵庫など湿気を放つ家電の場合は、10cmほど壁から離すのが良いでしょう。

 

【カビ予防3】除湿機を使用する

冬場の結露や、梅雨の時期の高い湿度は、除湿機で軽減するのも一つの方法です。
雨の時期のやむを得ない室内干しも、除湿機があれば湿度の上昇を抑えられるというメリットがあります。

 

【カビ予防4】結露対策をおこなう

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結露による水分は窓を伝って床や壁に吸収されてしまうので、お部屋の中で結露しやすい窓はしっかりと対策を取ることが重要です。
新聞紙を貼り付けて湿気を吸収するのが簡単な方法ですが、結露防止シートを使用して結露の発生自体を抑えるのも効果的ですよ。

 

壁紙以外でもそうですが、カビ予防はなんといっても換気が重要。
晴れた日は窓を全開にして、カビの原因となる湿気を追い出してしまいましょう。