
- 藤屋翔子
- フリーライター・編集者。編集プロダクションでガーデニング誌やインテリア誌などの編集とライティングを経験。おもに暮らしや手づくりにまつわる記事・コンテンツ制作に携わる。
バジルのプランターや鉢での育て方をご紹介します。水やりから摘心、虫がついたときのトラブル対策まで、初心者が知っておきたい情報ばかり。<人気グリーンショップ「ブリキのジョーロ」オーナー・勝地末子さん監修>
初めてバジルを育てるときに気になるのは、「水やりの頻度は?」「葉がなくなったあと、秋や冬にはどうすればいいの?」「植え替えの必要ってある?」などの点ですよね。
この記事では、そんな初心者に知ってもらいたいバジルの育て方をご紹介します。
家庭菜園やベランダガーデニングの初心者にありがちなバジル栽培の悩みにお答えします。
バジルは地中海沿岸原産の多年草なのですが、日本では冬の寒さを越えられないため一年草として扱われています。
あたたかい地域では越冬できるかもしれませんが、タネをとって春にまくか、翌年また苗を購入し、新たな株を育てるのがおすすめです。
花が咲かないのは、肥料のリン酸が足りないのかもしれません。
ただ、バジルは花が咲くと葉がかたくなるので、収穫を目的とするなら花が咲かないように育てるのがおすすめ。
つぼみができたら摘み取ってしまいましょう。
一緒に育てるとよい影響を及ぼす植物同士を「コンパニオンプランツ」といいますが、バジルのコンパニオンプランツはトマト。
バジルはたくさんの水を好み、トマトは水が少ないほうが甘くなる性質があります。
同じプランターに植えると、土の中の水分をバジルが吸収するのでお互いにとって好都合というわけです。
料理の面でも相性ばっちりなので、ぜひ一緒に育ててみてください。
バジルの育て方、いかがでしたか? ポイントさえしっかりおさえれば初心者でも簡単に育てられる植物なので、元気に育ててみましょう。
(写真 森 勇馬)
今回監修いただいた勝地末子さんのグリーンショップ「ブリキのジョーロ」。
1階では観葉植物や切り花、鉢、ジョーロなどを販売。
テラリウムのための容器や材料などもあるから、ぜひそろえてみては?
階段をあがって2階へあがると、植物といっしょに飾りたくなるヴィンテージ雑貨も。
多肉植物コーナーもあり。レアな品種など幅広いラインナップが魅力です。
高低差をつけたディスプレイも参考になります。