- 坂口ナオ
- 大学卒業後5年間事務員として働いていた特許事務所を辞め、フリーライターに転身。独立後は、イベントレポートやスポット紹介記事を多く手がけ、体当たり系ライターとしてのポジションを確立。現在は主にライフスタイル系メディアの編集をしながら、盆踊りや浜田省吾に興じる日々。
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【完全に一致】自宅で憧れのウユニ塩湖を再現してみた
死ぬまでに行きたい世界の絶景として人気の「ウユニ塩湖」。でも、行くには時間もお金もかかる!なんとか手軽にウユニ気分を味わえないものか……と悩んだ結果、ワックスがけの6度塗りをすることに!
こんにちは。ライターの坂口ナオです。
突然ですが、ウユニ塩湖に行ったことがありますか? 私はあります。
360度、何ものにもさえぎられることのない空、それを映しこむ鏡のような大地。
まるで世界に空と自分だけが取り残されたような、幻想的な風景。
マチュピチュは正直一回行って満足しましたが、ウユニ塩湖は写真の感動を圧倒的に上回る最高の場所で、去るときに「絶対にまた来よう」と心に誓ったもの。
しかし!
ウユニに行くには、いかんせんお金がかかりすぎる。
ペルー・ボリビアへの12日間の旅行代金が、宿代・交通費・燃油サーチャージ・アクティビティ代込みで約40万円。そこに現地での食事や買い物に使うお金が加わり、トータル50万円ほどは使いました。
実家暮らし独身の20代だった頃には「えいやっ」と出せた金額でしたが、30代既婚となり何かとお金が入り用になった今、そんな大金なかなかはたけない……!
あーーーん!
お金をかけずにウユニに行きたい!!
時間をかけずにウユニに行きたい!!
いっそ家から一歩も出ないでウユニに行きたい!!!
自宅でウユニ気分を味わう方法を検証してみた
ウユニ塩湖を構成する重大な要素、それは「鏡のような地面」。これを再現できれば、家でウユニ気分にひたれるかも……?
床を鏡のようにするには……そう、ワックスがけがあるじゃないか! というわけで、鏡のような床を作る方法を老舗ワックスメーカー「リンレイ」さんに伺ってみました。
リンレイ「ちょっとおっしゃっている意味が……」
坂口「周囲の風景が鏡のごとく映りこむぐらい、床をピカピカにしたいんです」
リンレイ「なるほど。それなら……、いけるかもしれません」
坂口「ほんとですか!」
リンレイ「まず、通常のワックスがけは1〜2度塗りで完成しますが、その場合、5回……、いや、6回は塗り重ねてください。また、塗ってから30分〜1時間ほどで乾燥しますが、念のため2時間ほど乾燥させてから上塗りしたほうがより綺麗に塗れると思います。」
坂口「わかりました。やってみます」
実際にやってみた
というわけで、こちらが今回ウユニ塩湖になる予定の、
我が家の床です。
見てのとおり、何の変哲もないフローリング床です。ちなみに賃貸マンションですが、ワックスは床を傷や汚れから守ってくれる上に、いらなくなったらはがせるという優れものなので、ためらうことなく塗っていきたいと思います。
1日目
1回目
床の上に塗った液が固まることによって薄い膜ができる、というワックスの仕組み上、はじめに床を綺麗に掃除してから行う必要があります。これをしないと、汚れも一緒にコーティングすることになっちゃいますからね。
ということで、1日目は床の掃除からスタート。
こんな感じで片付けと掃除機が終わったあとは、
洗浄剤を含んだ床専用お掃除シートで拭き(ワックスは水性なので、皮脂などが残っていると定着が悪くなってしまうため)、乾燥をしたら……、
準備完了です。
ちなみにこの時点での映り込み度はこんな感じ。
床としては普通に綺麗だと思いますが、ウユニ塩湖には程遠い状態です。
そんな床にピカピカの鉄槌をくらわしてくれるのがこちら!!!
『ウルトラタフコート』です。
こちらは、数あるワックスを扱うリンレイさんのなかでも最高のピカピカ度を誇る商品とのこと。
なんてったってウルトラにタフですからね。きっとこいつが私の家をウユニ塩湖にしてくれるはず。
こちらのワックス専用シートをワイパーに取り付けて、さっそくワックスがけをしていきたいと思います。
まず、シートを買うとついてくるトレーに液剤を入れ……、
シートを装着したワイパーを浸します。
あとは、ワックスを塗ったところを踏まないように、部屋の奥から順に板目に沿って塗っていくだけ!
写真見るとめちゃくちゃ力が入っていますが、実際はもっと弱い力でOKです。
床の上をスッスッと滑らせるように。一気にやろうとすると液剤が一箇所に溜まってしまうので、少量ずつ液剤を足しながら塗り広げていくとやりやすいです。
この動画がわかりやすいので参考にしてみてください。
一回目のワックスがけが終わった直後の床がこちら。
2時間おいて乾燥した様子がこちらです。
まだまだ道のりは遠いようだ……。
2日目
2回目
朝8時です。この日は晴れたので、絶好のワックス日和。
晴れの日は空気が乾燥しているので、ワックスが乾くのが早いそうです。ちょうど光で顔が隠れていますが、都合がいいのでこのままでご容赦ください(メイク前)。
朝から一体何をやってるんだろうと思いながら、2度目のワックスがけ。
同じ素材の廊下の床と比べると、だいぶツヤが出てきました。
3回目
かなり慣れてきた3回目。
上塗りするたびに、液剤を塗る時の床のすべりが良くなるので、どんどん塗りやすくなってきました。コツもつかんできて、最初は10分かかっていたのが3分ほどでできるように。
3回目のワックスがけが終わったとこなんだけど、ほんとエグいくらい床ピッカピカだからな。#pacoma企画 #11月に記事出ます #これを6回やった結果は記事にて pic.twitter.com/h9Xt1fUhkF
— ぐっさん(坂口ナオ) (@skgc_n) 2016年10月20日
4回目
あまりのピカピカぶりにだんだん楽しくなってきた4回目。
もはや体育館のようです。
5回目
もう外が暗くなってきました。
こんなにワックスがけする日が来るなんて思ってもみませんでした。人生って不思議なものですね。
ここで2日目は終了!!
帰ってきた旦那さんに感想を聞くと、「思ったよりも止まる」とのこと。そう、この床、ツルっと滑りそうに見えるのですが、踏み出すと足が床に吸い付くような感じなのです。
体育館の床がピカピカなのは、滑り止めのためだったんだな、と気づきました。
3日目
そして3日目。
6回目のワックスがけを終えた結果がこちら!!
……ん? ウユ、ニ……?
……うーーーん
映り込み度はなかなかのものですが、どうもウユニ感が足りない気がします。
比べてみると、たしかにワックスかけ後のほうが映りがパキッとしていますが……、
足りない。
よりウユニに近づくために
より完璧なウユニ塩湖を作るために用意したのは、
空の写真をプリントしたA1サイズのパネルと、
全長3cmほどのゆる〜〜〜い表情のマスコット5体。
このパネルを逆光にならないように……、
床と垂直になるように設置し……、
奴らをその前に置き……、
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できる限り低いアングルで写真を撮ったら……、
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どうですか?
なかなか!
ウユニに!
近づいたんじゃ!
ない!!!
でしょう!!!!!!
かああああ!!!!!!
ワックスの6度塗りを終えて
—— あ、もしもしお母さん? 私。
うん、元気。うん……、うん……、楽しくやってるよ。そっちはどう?
そっか。なら良かった。今度うちに遊びにきて。
お母さんウユニ塩湖行ったことなかったでしょ。
うん、待ってる。じゃあね。
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私は今、ウユニ塩湖のような家に住んでいます。
さすがにピカピカすぎるので、目的を達成したらワックスをはがそうと思っていたのですが、旦那さんが「面白いからこのままでいいよ」と言うので、我が家の床には引き続きありとあらゆるものが映り込みまくっています。
おかげさまで空間が下方向に向かって妙に広く感じます。本当にありがとうございました。
そこまでしなくていいけど床をツヤピカにしつつ保護したい方は
リンレイが提供するベーシックタイプの樹脂ワックス「オール」なら、
クッションフロアやビニール床などの化学床、Pタイル、フローリング床など、どんな床にも使えて、さっと塗るだけでOK!
床にホコリや汚れがつきにくくなるので掃除が簡単になるばかりか、傷からもブロックしてくれるので、床を綺麗なまま長持ちさせることができます。
ワックスがけを行うときは、今回記事内でも使用している「オールワックスワイパーEX」を使うと、立ったまま簡単にワックスがけを行うことができます。
↑ただし自分が映り込もうとするとこうなる
[PR] 提供元:株式会社リンレイ