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【僕が30分で鍵開けに成功した方法】開かない鍵を解錠せよ!〜捕われの闇歴史を救うため〜
インタビューをしにやってきたライターを待っていたのは、自分の恥ずかしい過去写真がはいった鍵付きの箱。部屋に置いてあるアイテムを使って、制限時間以内に鍵が開かなければ写真を公開するという。ありとあらゆる「緊急時の鍵の開け方」を実際に試した結果、なんとあのアイテムで初めての解錠成功。その過程と方法を紹介します。[PR]
目次
取材先で待っていたのは、「恥ずかしい過去の写真」
パコマをご覧の皆様、はじめまして。ライターのちょく(直)といいます。
突然ですがみなさま、鍵を「鍵以外のもの」で開けた事はありますか? そもそもイキナリ何を言ってんだって感じですよね。でも僕は今まさに「鍵を鍵以外のもので開けようとしている人」になっています。大丈夫です、僕も何を言ってるかわかりません。
なんでこんなことになっているかというと……、
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そして取材当日。
指定の取材場所に来てみると、そこにいた(あった)のは、新米主婦3名ではなく、鍵のかかったケースに入った、僕の恥ずかしい過去の写真。
家に保管されているはずの写真がなぜこんなところにあるのか。
そして、なぜか編集部女史から「このケースにかかった鍵を30分以内に開けられなければ写真を公開する」と脅され、現在に至っています。
どうしてこんなことになったのか、このあと編集部女史が説明してくれるそうなので、そちらを参考にしてください。
編集部Sによる、企画開始までの経緯ネタ明かし
先日、友人がトイレに閉じ込められた事件がありました。原因は「老朽化した鍵」。そのときは結局ドアノブを破壊して脱出しましたが、なんとか鍵を開ける方法はないかとインターネットで調べてみると、多くの「鍵を開ける方法」が掲載されていることがわかりました。
こうした「鍵の開け方」を記事にしたら面白いのでは?
そこで思いついたのが、「ライターが実際にいろんな鍵の開け方を試す」企画。ただ、必死さがないと面白くないので、「鍵を開けたくなる」工夫をほどこしてみました。
上記は、ライター・直さんの奥さんとのやりとりです(ご協力ありがとうございました!)。
こうして直さんの恥ずかしい写真を手に入れた私は、ケースに鍵をつけ、この中に写真を入れ……、
直さんに、「《新米主婦3名による家事の失敗あるある》の座談会記事」という偽のインタビュー依頼のメールを送りました。
そして企画当日。
別のスタッフに頼んで、何も知らない直さん登場シーンを隠し撮りしてもらいました。
この続きは直さんから説明していただきます。私からは以上です。
ルールは「30分以内に部屋の中の物だけを使って鍵を開けること」!?
直です。こうして案内された部屋に入ったところ、
机の上に置かれた謎のアイテムたちと、鍵のかかったケースに入った僕の写真があったというわけです。
「え、これ……、なんで……?」
ここで企画の説明を始める編集部の人。お手本のような悪い顔をしているので心の中で「悪の元凶」とか「サスペンスドラマで最初の方に死ぬ人」と呼ぶことにしました。
「このケースのなかに、直さんの過去の恥ずかし〜い写真が6枚あります。ケースには鍵が3つかかっています」
「制限時間は30分。
この部屋にあるアイテムとインターネットの情報だけを頼りに、鍵を開けてください。
ひとつ鍵が開くごとに、2枚の写真をお返しします。鍵が開かず、取り戻せなかった分の写真は、この記事の最後で公開します」
鍵を破壊して開けた場合、今回のギャラはナシだそうです。鬼かな?
「こんなん誰も得しないのでは……?」とうなだれる僕。
編集者「それでは、スタートです」
部屋にある謎のアイテムたちを使って格闘してみる
……はい、という事で一番最初のシーンに戻るわけです。お気付きの方もいるかと思いますが、かなり理不尽です。
用意された道具は、安全ピン、ヘアピン、鉛筆、カード、潤滑剤、鍵穴のクリーナーの6点です。
一体これらをどう使えと……?
まずは使用を許可されているインターネットで、情報を調べてみます。
ちなみに、箱を閉じているのは南京錠2個とナンバー式の鍵。もちろん今までの人生において鍵を道具を使って開けたことはありません。「むしろ開けた事あったら色んな意味でダメだろ」と思ったのが率直な感想です。
色んなサイトを拝見しましたが、基本は、安全ピンやヘアピンのような細いものでカチカチ鳴らせれば開くっぽいです。
ただ、編集者によると、「そのほかのアイテムも鍵穴に関係がある」とのこと。試しに調べてみます。
まずは、奥のスプレー2つから。大人の事情で商品名は明かせませんが、おなじみの「防サビ潤滑剤」と「鍵穴のクリーナー」という商品。どちらも鍵穴の動きがスムーズになりそうなアイテムです。
しかし、調べてみた結果、どうやら定番の「防サビ潤滑剤」は、むやみに鍵穴に使うと逆効果のようです。鍵穴にスプレーされた油分にホコリや金属カス、汚れが付着し、鍵の動きが悪くなってしまうのだとか。
こちらのアイテムは、鍵穴の汚れ除去に特化したスプレーなので、開きにくくなった鍵には有効のよう。ドア錠のほか、南京錠や番号錠にも使えるそうなので、決定的な鍵開けアイテムにはなりませんが、開きやすくするための手助けアイテムにはなりそうです。
じゃあ、鉛筆とカードはどうなの? 全く鍵開けとの関係性が見えない。
調べてみると、鉛筆に使われている黒鉛が潤滑剤の代わりになり、鍵が開きやすくなるのだそう。
また、古いドアについている鍵であれば、ドアとのすき間にカードを挿入することで開くこともあるようです。今回はこの2つは関係なさそう。
鍵を開けるためのナレッジって、意外とたくさんあるんですね。
検索すると記事がたくさん出てきたので、施錠や防犯にはホントに気をつけようと思いました。
格闘の結果……、嘘でしょ!?
昔から不器用でこういう細かい作業は苦手なので、企画を聞いた時点でわりと諦めていましたが、参考ページなどを見ながらやると確かに“手応え”のようなものを感じるのです。ヤバイ。
僕が試して一番手応えを感じたのは2本のピンを使って、鍵をロック状態にしている杭のような部分をひとつひとつはずしていくというやり方です。
安全ピンよりヘアピンのほうが確かな手応えを感じました。
手応えはあるというものの、10分くらい経ったところで「何でこんな事やってるんだろう」と思うくらいには精神的に疲弊します。
気分転換に南京錠からナンバー式の鍵へシフトチェンジします。ノーヒントだったので、編集者の誕生日や恋人の有無、その人の名前、または記念日などを聞き出しましたが、全然一致しませんでした。
色んなことを根掘り葉掘り聞いたら、ヒントは「パコマ」と教えてくれたので、「858」を入れてみると……、
すぐに想像できるパスワードはやめておいたほうがいいという好例ですね。
さぁ、これで鍵はあと2つです。
ゴミが取れて作業がしやすくなる気がしたので、鍵穴のクリーナーを吹き付けてみました。
そうこうしてるうちに残り5分くらいになった時でしょうか。手応えのある「カチカチ」という音が聞こえてきたのです……!
すると……、
「ガチャ」
「……え?」
開いたーーー!!!
マジでヘアピンで開いてしまいました。
「開けちゃったよ……」という嬉しさとは別に、微妙な気持ちになる僕。
残り時間ギリギリまでもう一つも粘りましたが、敢え無くタイムアウトになりました。
2つの鍵を解錠!でもひとつ開かなかったので、2枚の写真を公開します
結果、時間ギリギリで2つの鍵を解錠!! すごい!! 全部は開けられなかったけど、すべての写真を公開という事態は免れました……!
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というわけで、お待たせしました。
僕の過去の恥ずかしい写真を公開します。誰も幸せにならない。
ね? 誰も得しないでしょ?
これらは、僕がライターになる前、演劇をガチでやってた頃の写真です。
そもそも演劇やってたこととか、今よりカッコ良かった事なんてさらけ出してもホントに意味ないからね。というか何でこんな目に合わなきゃいけないんだ??
まあ、このように「恥ずかしい写真を勝手に箱に入れられて公開を強いられる」というハプニングはまず起きませんが、ある日突然、なにかの不具合で鍵が開かなくなる可能性は誰にでもあります。
鍵穴に汚れがたまると鍵が開きづらくなってしまうので、そんなときは、今回僕が使った「鍵穴のクリーナー」できれいにすることをオススメします。
僕はこれから人付き合いを考えるので、まず連絡帳をきれいに(整理)します。
それでは。
今回記事中に登場していた「鍵穴のクリーナー」とは?
強力洗浄&高圧噴射のWパワー!
鍵穴のクリーナー 建築の友(内容量/60ml、200ml)
※ 注意 ※ 「鍵穴のクリーナー」は鍵をこじあけるための製品ではありません
鍵の動きを良くするには、まず、その汚れを取り除くことが大事。
「鍵穴のクリーナー」は、汚れを強力洗浄成分でキレイに取り去り、高圧噴射で内部のホコリやゴミを追い出すことで、鍵穴を正常に戻すことに特化した新開発商品。ボロンパウダー配合で洗浄後の潤滑もでき、キレイな鍵穴をキープできます。
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