- 佐々木ののか
- 好奇心まみれライター。好奇心赴くままに行動しているうちに「体当たりライター」の異名を獲得してしまうことになりましたが、インタビュー・対談記事をはじめ、色んな記事を書いています。お酒を飲まないと目を見て話せない人見知りですが、仕事のときはグイグイいけるタイプです。お仕事の依頼はこちらまで。
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【5年前のケータイ、見せてください】3.11から私たちの生活はどのように変わってきたのか
5年前の自分を思い出そうとしても、なかなかすぐには思い出せないもの。でも、昔のケータイには、当時のリアルな自分の姿が詰まっています。そんな、「5年前の自分」と対面する瞬間を、3人の女性とともに追体験してみましょう。[PR]
あの日から5年。過去を振り返り、未来に思いを馳せる
3.11から5年経った今年。
過ぎてしまえばあっという間に思える5年間という歳月も、何かを「変える」には十分な長さがあります。
この5年で、私たちの生活はどう変化してきたのか。
そして、これからの5年でどう変わっていくのか。
それらを確かめるために、今回は、この十数年で急速に私たちの生活に欠かせない存在となった「ケータイ」の中身を調査してみることに。
協力していただくのは、仕事や恋愛で変化の多い25~30歳の女性たち。彼女たちに、タイムカプセルと化した5年前のケータイの中身を見せていただきました。
5年前のわたしたち
5年前の自分を思い出そうとしても、なかなかすぐには思い出せないもの。でも、昔のケータイには、当時のリアルな自分の姿が詰まっています。そんな、「5年前の自分」と対面する瞬間を、彼女たちと一緒に追体験してみましょう。
編集者Aさんの場合
まずご協力いただいたのは、3年前に現在の業界に入ったという編集者Aさん。5年前は全く別の仕事をしていたそうです。
「ケータイを見るのはかれこれ数年ぶりで、どんなものが入っているか全く覚えていない」と言うAさん。
お持ちいただいたのは、懐かしいビジュアルの「ガラケー」。まずは電源を入れます。
起動まで待つこと1分。
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Aさん「ヤバい(笑)」
突如として爆笑し始めたAさん。ケータイの中身を見せてもらうと……。
「寂しさが心に入り込む隙なんか与えてやるもんか。仕事で身体や脳みそが疲れて、心もそれと一緒になって弱音を吐きはじめても、無理くり強気にさせてやる。ようやくひとりで立てるようになってきたんだ。強くなった。以前よりずっと。上がる音楽を、頭と心につめこんで。そしたらほら、単純な私は突然無敵になってしまう」
ポエムだ……!
「当時、思いついたこととか自分の感情を書き留めて未送信メールフォルダに溜めてたみたいですね。それにしてもうわぁ……痛すぎる(笑)。このときの感覚、今は完全にないです」
実はこの当時、多忙な仕事が原因で体調を崩していたAさん。プライベートでも付き合っていた方と別れるなど“荒んだ”時期を過ごしていたと言います。
そんな折、お父さんから「仕事が見つからないなら、自分で作ればいい」と言われたといいます。その後、フリーライターとして独立を果たし、1年前に現在の会社に就職する形になりました。
「当時は“自分で仕事を作る”なんて全く想像がつかなくて、会社を辞めてしまったらお先真っ暗って感じでした。精神的にも不安定で、“30歳になる頃には自信がついて落ち着く”って色んな人に言われていたんですけど、気づけば自然と落ち着いていましたね」
自分に自信がなく、元カレを引きずりガラケーに“ポエム”を綴る日々。
現在 (31歳)
ゼロから人脈とスキルを積み上げてきた仕事が自信に。もうメンヘラじゃありません!
webディレクターBさんの場合
次にご協力いただいたのは、現在29歳でデザイナーのBさんです。専門学校を卒業してからずっと名古屋の会社で働いていたBさんでしたが、3年前に1年間カナダへ留学。昨年からは東京の会社に転職をするなど、ここ数年の変化は特に目まぐるしかったよう。
そんなBさんには、3年前まで使っていたというiPhoneのデータをさかのぼってもらいました。
「当時はまだLINEは使ってなかったんですね」と言いながらSMSをさかのぼると、当時付き合っていた彼に別れを切り出したテキストを発見!
4年半付き合い、2年間の同棲を経ての別れだったとのこと。当時の別れについて、Bさんはこう振り返ります。
「何となくダラダラ一緒にいちゃったって感じなんですよね。この歳になると結婚を考えて動くので“決め手がないのに4年半も付き合う”なんて考えられないです。それにしてもメールで別れを切り出すなんて、“若い”なぁ(笑)」
「5年前には海外に行ったこともなかった」というBさんですが、2年後の2013年には「漫然とした社会人生活に1つの節目を作りたかった」とカナダへ留学。
「働き始めた頃は留学に行くなんて考えてなかったし、留学から帰ってきてすぐ東京に転職するなんて思っていなかったので、先のことって自分でも本当にわからないものですね」
当時の彼氏と同棲解消。地元名古屋を出たことがほとんどなかった。
現在 (29歳)
カナダへの留学や東京の転職などアクティブに!(彼氏は絶賛募集中)
webディレクターCさんの場合
最後にご協力いただいたのは、webディレクターのCさん。5年前はちょうど大学を卒業し、社会人になった節目の年だったといいます。
「UIが古くて使い方がわからない」とiPhone自体の変化に戸惑いつつ、SMSをさかのぼります。
「わ、すっごいラブラブなの出てきた~」
そう言って見せてくれたのは、元カレとのやりとり。本当にラブラブです。
「当時すごく“若くて”、彼が上司と会食している時間だってわかっているのに、30分間コールし続けたこともありました(笑)。メールも1日50件以上やりとりしていたし……。今だったら絶対にそんなことしません!」
画像フォルダを探ると、地域活性化アートプロジェクトに参加していたときの画像が出てきました。
当時、社会人1年目だったCさんは、不動産会社の営業として1日500件のテレアポをこなしていました。しかし、「お金を稼ぐ」と「好きなことをする」の狭間で葛藤した結果、後者を選択。大学で学んだ絵の技術を活かし、アートで地域を盛り上げる活動に参画するなどし、徐々に自信を取り戻していったといいます。
「女の人って、25歳を起点にした前後5年間がものすごく怒涛だと思っていて。仕事を始めたばかりで自信もないし、結婚して出産するか、キャリアを積むかとか、考えなきゃいけないこともたくさんあるじゃないですか。でもその5年を経過して、自信がついた気がします。今は仕事も楽しいし、昔に比べて精神的に穏やかな毎日を送れています」
転職を繰り返し、プライベートでは彼氏に鬼電しまくるほどゾッコン。
現在 (29歳)
仕事ものびのび楽しくできていて、彼との連絡頻度も減りました!
約5年前の保存水を飲んでみた
仕事でもプライベートでも、人生が大きく変わる5年間。そんな、短いようで長い「5年間」に、安心を与えてくれる水があります。
それが、三菱ケミカル・クリンスイ株式会社が提供する「5年保存水」。
化学薬品・防腐剤は一切使用せず、5年という歳月保管することができる、災害・緊急時の備蓄用飲料水です。
今回、メーカーより、製造年月日からまもなく5年目に突入しようとする製品を提供していただきました。ガラケーの代わりにスマホが普及し、25歳が30歳へと成長する歳月を過ごしたお水の味は、果たして……?
実際に飲んで確かめてみたいと思います。
用意したのは「5年保存水」と、自宅冷蔵庫に数年眠っていた某社ペットボトル水。味に違いはあるのでしょうか。早速飲み比べてみたいと思います。
まずは自宅冷蔵庫に眠っていたペットボトルから。
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飲めなくはない。
ものすごく悪臭したり、酸っぱい味がしたりするわけではないのですが、どことなく私の家の冷蔵庫の匂いがする気がしました。
続いて、「5年保存水」も試飲してみましょう。さっきの今ですし、「5年保存水」とは言え、先ほどの倍以上の年月が経っている水。ボトルを持つ手が緊張します。
無味無臭。こちらは美味しくいただけます。
味の違いは明確ではないものの、さきほどと違って、すごくナチュラルに飲むことができました。2年ほど自宅の冷蔵庫で眠っていた水とは全然違います。
その秘密は「ボトルに詰める水の量」と「ボトルの分厚さ」。通常のペットボトルではわずかに開いているすき間から気体を通してしまい、水の味や風味を損ねてしまうのですが、「5年保存水」なら安心して飲むことができます。
数年寝かせた通常のペットボトル水でも衛生的には問題ないのですが、やはり風味が劣化しないに越したことはありませんよね。
画像右側は現在の5年保存水。約5年間の試行錯誤でラベルも外箱もこんなに変化したそうです。
終わりに
5年というのは、何かが変わるのに十分な歳月。
しかし、何がどう変わるのかというのは、誰も知ることができません。
何もかもが変わっていくからこそ、変わらないもので将来に備えてみると良いのかもしれません。
[PR] 提供元:三菱ケミカル・クリンスイ株式会社