- 佐々木ののか
- 好奇心まみれライター。好奇心赴くままに行動しているうちに「体当たりライター」の異名を獲得してしまうことになりましたが、インタビュー・対談記事をはじめ、色んな記事を書いています。お酒を飲まないと目を見て話せない人見知りですが、仕事のときはグイグイいけるタイプです。お仕事の依頼はこちらまで。
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レンジ魚料理で彼のラブをクイックに勝ち取れ!【ののかの花嫁修業】~レンジ魚料理編~
泣く子も笑う不器用な女(本人だけが笑えない)佐々木ののかが、幸せな結婚生活(未定)に向かって猪突猛進するこの企画。今回トライするのは、「魚料理」。ただでさえハードル高めな魚料理なのに、魚が苦手なののか。どうして魚料理をチョイスしたのかはさておき、今回はどんなグッズがののかを救ってくれるのでしょうか。
難易度の高い魚料理をマスターしたいの
こんにちは! ライターの佐々木ののかです!
花嫁修業も早くも今回で5回目。米とぎとか野菜の下ごしらえとか、基本的なことはマスターしたので、そろそろ本格的な料理にチャレンジしちゃおうかな~なんて思ってます。
本格的な料理とは……、
そう、魚料理。
なんで魚料理なのかって? そんなの決まってるじゃないですか。“できる家庭的な女”風だからですよ。 肉じゃがとかって男をオトす定番、なんて言われますけど、あれってぶっちゃけそんなに難しくないと思うんですよ。しかも、ド定番すぎて「ここぞ」というときにみんな絶対使うじゃないですか。
対して、魚料理って難易度が高いから競合が少ないし、魚料理をセレクトしてくるあたり、ちょっと渋いっていうか、しとやかな印象付けができますよね。結婚待ったなしのデキレース。めでたいので今回は「鯛の酒蒸し」を作ります。早いけど、お祝い♡ 鯛もキンキも違いがわからないけど♡ 彼氏もいないけど♡ ふふふ、楽しみ~!
……って、おい、ちょ待てよ。
どう考えても、君、こっち見てるよね? 「まな板の上の鯛」ヅラして物憂げな表情してるけど、こっちが「まな板の上の鯛」以上に怯えてるからね? まな板の上の鯛の上のわたし。こいつをこれからさばくとか信じられない……。
しかし、これもしとやかな女性を演出し、温かな家庭へのレッドカーペットへと彼を導くための序章。よ~し、まずはウロコ取りから……。
あれ? おっかしいな? つまめないぞ?
鱗ってシールみたいにぺらっと剥がれるものじゃないの?
君さ、そんなに頑なに何を守ってるの? 貞操? プライド? 虚栄心? 良い歳して守りに入って何かいいことある? 君が大事にしてるものは、世間では大した価値のないものかもしれないよ?
……って何か言ってて悲しくなってきたな……
あーん、もうやだぁ~!!!
世の中的に価値があるない関係なしに傷つくのが怖いんだってば! だからわかる。わかるよ、鯛。君が何かを守ろうとしてるってことは! でもね、女なんて傷ついてなんぼなの。傷は女の勲章なの。
だからね、鯛。君のその固いウロコを! 剥がしたいのよ、うえぇぇえんんんんん、よくわからなくなってき`#*>K+>KP*?*`*?+`?+
ガタガタガタ……ガタ…
痛っ!
スンッ
やだ、何か新しい……。
- 説明しよう! 佐々木ののかは、ピンチになると自らの身体が磁場となり、その磁力で問題を解決してくれるアイテムを引き寄せるというのが前回までの設定だが、今回はなんと鯛とシンクロして鯛になってしまった! 恐らくマンネリ化を危惧した編集側の意図であろうが、設定に無理があると感じても気にせず読み進めてくれ、何卒!
ウロコってこうやって取れるんだ! シンプル簡単「うろこ取り」
まず引き寄せたのは「うろこ取り」。ウロコって指でつまんでとるものだと思ってたけど、これは便利そう。「うろこが飛び散らない!!」と書いてあるけど、本当かな? よーし、やってみるぞ!
尾から頭側に水平に動かして……
取れました! 金属も付いていないのに、こんなにガリガリとれちゃうんですね! すごい!
でも、飛び散らないと書いてあったのに、あれ? 飛び散ったウロコがキラキラとして、軽くアートです。
※後日、「あ、使い終わったコンタクトが落ちてる」と思ったらウロコだった、ということが3回くらいありました
しかし、ホームページを見ると、このようにきちんと、飛び散ることなく鱗が取れていました。あまり手に力を入れないほうが、部屋を散らかさずにウロコがとれそうです。
これは便利! レンジ5分で焼き魚ができる「魚味膳」
ウロコが綺麗に取れたところで今度はこれ、「魚味膳」(さかなみぜん)という商品です。フタも器もシリコン製で、いわゆる「レンジでチン」系の家事ラクグッズなのですが、「焼き目と美味しさに感動!」と書いてあります。
レンジなのに焼き目に感動!? そんな魔法ある?
というわけで、早速使ってみましょう。
まずは昆布を水で戻し、だし汁を作ります。だし汁と料理酒を100㏄ずつ加えて、鯛を入れて準備完了。早い。写真のように昆布を巻くと、味が染みて良い感じになります。さーて、フタを閉じますよ~。
ん、閉じない。 ※実際は容器に収まる程度の小ぶりな真鯛を使うことが推奨されております。
(お見苦しいので、しばらく音声だけでお楽しみください)
編集さん「ののかちゃん、こっち持って!」
ののか「はい、せーの!」
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かくかくしかじかでフタが閉まりました。
このままレンジに入れて、600Wで5分加熱します。
その間は、優雅に紅茶でも飲みながらドヤ顔で待ちます。気分はマリーアントワネット、テーマ曲は「ベルサイユの薔薇」です。
そして5分後……
完成! さて、お味は……?
ジャーン! 完成でーす!!!
しっかり蒸されてるし、何だかいい匂い……!
しかも中までしっかり火が通ってる。材料入れて、レンジでチンして、ドヤ顔で紅茶飲んで待ってただけなのに……! 「君はいてくれるだけでいいんだよ」って言ってくれてるみたい……。結婚するなら、そんな旦那さんがいいなぁ……。
色々と紆余曲折あったけど、自分で魚料理作っちゃった……! しかも鯛。今日の晩御飯は豪華だな~! せっかくだから鯛茶漬けにしちゃお~っと!
うま~っ!!!
だしが効いてるわぁ……我ながら染みるわ、この味。
……ん? でも待てよ? ちょっと味濃くないか?
そういえば、わたし、調味料計らないで直にダバダバ入れたな……。前回のはかり編が全く活かされていない……これじゃ花嫁落第じゃん……。
見かけのカッコよさにとらわれ、基本をおろそかにするようでは花嫁失格。「誰もが振り向くイケメンだけど、女好きの酒乱で借金してる男」とほぼ同じです。
そんなダメンズ、嫌~!
見かけも実力も身につけて、商社マン系正当派イケメンとゴールインするその日まで。
佐々木ののかの花嫁修業はTo be Continued……