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手軽で安全!攻撃性が高く危険なスズメバチを自分で駆除する方法とは?
スズメバチをどうにかしたいという方に、自分でできる対策方法を紹介します。スズメバチの被害や主な対策方法、駆除のタイミングなどについて詳しく解説。自分で対策する際の注意点についても紹介しているので、是非参考にしてください。
自宅やその周辺にいつのまにか巣を作るスズメバチ。見付けてもどうしたらいいのか分からず困ってしまう方が多いでしょう。
スズメバチは、攻撃性の高いハチであるため、下手に近づくと毒針で刺されてしまうことも。業者に依頼すれば安全で確実に駆除することができますが、多額の費用がかかります。
そこで注目したいのが「自分で駆除する方法」です。本記事では、スズメバチの危険性や自分でも出来るスズメバチの対策方法などについて解説していきます。
スズメバチは凶暴で危険?被害の実態は?
刺されると死亡することもあるスズメバチ。体長20mmから40mmまで、さまざまな種類のスズメバチがいますが、いずれも毒性が高いとされ、厚生労働省によると、毎年スズメバチによる死亡事故が発生しているようです。
巣の近くを通るだけで攻撃してくることもあるため、胴体がオレンジ色で足が黒いハチを見かけたら注意しましょう。
スズメバチの怖さ
スズメバチの毒液は「毒のカクテル」とも呼ばれ、たんぱく質を分解するさまざまな成分が含まれています。スズメバチは「針で刺す」「針から噴射する」などの方法で攻撃してきますが、針で刺されると、毒液が体内で作用し、アナフィラキシーショックを引き起こすことも。
アナフィラキシーショックの症状は、全身のじんましんや呼吸困難、めまいや意識がもうろうとするなどさまざまなものがあるので、不調を感じた方は、すぐに医療機関を受診しましょう。
過去に刺されたことがある方は、体内に抗体が出来ていて、その抗体がハチ毒に過剰に反応してアナフィラキシーショックを起こしやすいため、特に注意が必要です。
抗体があるかどうかは、皮膚科やアレルギー内科などで調べることができるので、自分が抗体を持っているかどうかを知りたいという方は一度調べておくことがおすすめです。
また、スズメバチが針から「噴射」した毒液が目に入ってしまうと失明してしまうおそれもあります。刺されなければ大丈夫!というわけではないので注意しましょう。
スズメバチを見つけてしまったら?安全に逃げる方法とは?
スズメバチは、ハチの中でも攻撃性が高く危険なハチですが、巣に近づいたり、こちらから攻撃しない限り、襲ってくることはありません。したがって、スズメバチを見つけたら、巣に近づかず、刺激しないようにしましょう。
一般的に、スズメバチの警戒範囲はスズメハチの種類によって頃なるものの、巣がある場所を起点に数メートルから10メートル程度とされています。攻撃性が高まると、あごを噛み合わせて「カチカチ」という音を立てるので、スズメバチが「カチカチ」という音を立てているようであれば、すぐに逃げるようにしましょう。
また、スズメバチを手や持っているもので追い払いがちですが、追い払う行動は攻撃と認識されやすく、スズメバチが反撃してきます。スズメバチを追い払おうとする行動は避けるようにしましょう。
スズメバチを刺激せず安全に逃げるには、大きな音を出さず、走らずに低い姿勢でゆっくりと離れることが大切です。
大きな音を出すこと自体、スズメバチを刺激してしまうので注意が必要ですが、もし、近くに巣があったら大きな音を出すことで巣に振動が伝わり、巣の中からスズメバチが飛び出してくるので大変危険です。
この他、スズメバチは黒い服を着用している人を攻撃してくる習性があるため、明るい色の服を着用する、という方法も有効です。
ハチの巣というと、軒下や木にあるイメージを持っている人が多いと思いますが、スズメバチは雨風をしのげる快適な場所であれば、どこにでも巣を作る習性を持ち、屋根裏や床下、換気扇フードの中や戸袋など、さまざまな場所に巣を作ります。
珍しいケースでは、鉢植えや自転車のカバーの中など、意外な場所に作っていたこともあるようです。
スズメバチの巣は、茶色いマーブル模様で、大きな球形をしています。スズメバチの巣を見つけた場合は、不用意に近づかず、ゆっくり逃げるようにしましょう。
スズメバチの巣の駆除は大変!どうしたらいい?
スズメバチの巣をそのままにしておくと刺される危険性が続くので、見つけた巣は壊してしまう必要があります。安全に、そして確実にスズメバチを駆除する方法として専門業者に依頼するという方法がありますが、スズメバチの駆除を業者に依頼する場合、相場として約3万〜5万の費用がかかるようです。
ちょっと高いな、と感じる方もいるかもしれませんが、巣をそのまま放置しておくことで誰かが刺されてしまい、医療費や賠償金が発生することも!
被害が出る前に、巣を駆除してしまいましょう。スズメバチの巣を駆除する方法には、上述した「業者に依頼する」という方法以外に、「自治体に相談する」という方法があります。
自治体によって対応はさまざまですが、京都市は、スズメバチが個人住宅に巣を作った場合に限り、巣の駆除を無料で行い、神戸市は、ハチ相談ダイヤルに連絡することで、スズメバチやミツバチの巣を市の委託業者が原則無料で駆除してくれます。
スズメバチの巣を見つけたら、まずはお住まいの地域の役所に相談するとよいでしょう。
実は自分でもできる!その場合のスズメバチ対策とは
「刺されるのが怖い」「難しそう」「どこに巣があるか分らない」など、自分でするには難しいイメージがあるスズメバチ対策ですが、状況に合わせて自分で駆除できる方法があるのもご存じですか?
自分で駆除する際におすすめなのが
- 「ハチ取り撃滅 捕獲器タイプ」巣作り予防
- 「スズメバチの巣撃滅」
- 「スズメバチの巣撃滅 駆除エサタイプ」
それぞれ、いったいどのような商品なのか、詳しく紹介します。
巣作り前にスズメバチを捕獲!「ハチ取り撃滅 捕獲器タイプ」
「ハチ取り撃滅 捕獲器タイプ」は、発酵した樹液と黒蜜の香りでスズメバチを誘い込み、家のまわりを飛んでいるハチを捕獲する商品です。身体に密着する捕獲液が入っており、一度容器の中に入ったら逃げることができません。
女王バチが巣作りを開始する4月~5月に設置すると、女王バチを捕獲してスズメバチの巣作りを防ぐこともできます。誘引剤は食品原料だけで作られているので安心で、スズメバチだけでなくアシナガバチにも効果抜群です。
ハチ取り撃滅捕獲器タイプ(2個入)
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仕掛けたその日からお庭まわりに飛来したハチを駆除できる捕獲器。中に入ると誘引捕獲液がハチにすばやく密着て沈める効果で、一度入ったら逃しません。
ハチ取り撃滅捕獲器タイプ(2個入)
反撃できない成分で速攻駆除!「スズメバチの巣撃滅」
「スズメバチの巣撃滅」は、スズメバチの巣にダイレクトにスプレーするタイプの商品です。ピンポイントで巣を狙うことができるジェット噴射と広範囲にスプレーできるワイド噴射を使い分けることによって、巣の駆除はもちろん、飛んでいるスズメバチの駆除や巣作りの予防が可能です。
大抵の商品はスプレーのかかりが悪いと、スズメバチを刺激するだけとなり毒針を使って反撃を仕掛けてきますが、「スズメバチの巣撃滅」は、植物由来の反撃されない成分やスズメバチの動きを止める成分、スズメバチへの速効性・致死効果に優れた成分を配合。
スズメバチに攻撃されることなく、スズメバチや巣を駆除することができます。巣や飛んでいるスズメバチを駆除するときにはジェット噴射を、巣作りを予防する時にはワイド噴射を使用すると良いでしょう。
使い方は、巣を退治する場合は、巣から3メートル離れた風上から巣に向かって噴射しながら近づき、1メートルほど離れた場所から巣穴に向かって10秒以上噴射。
飛んでいるスズメバチを駆除する場合は、飛んでいるスズメバチに対して直接、たっぷりと噴射しましょう。また、巣作りを予防する際は、スズメバチが前の年に巣をつくった場所の周辺やハチが巣をつくりそうな場所に、1㎡あたり約5秒、噴射するといいでしょう。
この商品を使用してスズメバチを駆除する際の注意点は、
- 防護服
- 手袋
- ゴーグル(保護メガネ)
- ヘルメット
- 長靴
などを着用することです。皮膚が露出しないよう、身に付けるものは、針が皮膚まで届かないものを準備してください。防護服はインターネットなどで購入することができますが、お住まいの地域の役所で貸し出している場合もあります。
スズメバチは日中の活動性が高い生き物のため、日中に駆除しようとすると刺される危険性が増します。したがって、駆除を行うのは、スズメバチの活動が鈍る夕方から日没後2〜3時間の間がおすすめです。
ただし、暗くなってからでは巣がどこにあるのか良く見えなくなってしまうため、明るいうちに巣の場所を把握してきましょう。日没後に駆除を行う際、巣の場所を確認するために懐中電灯を用いると便利ですが、スズメバチは懐中電灯の灯りに反応して飛んでくることもあります。
スズメバチが懐中電灯の灯りに反応するのを避けるため、使用する懐中電灯には赤いセロハン等を貼って灯りを和らげるようにしましょう。
「スズメバチの巣撃滅」を使用してスズメバチを駆除する方法は
- 少し離れた場所から巣に向かって殺虫剤を散布する
- 攻撃してくるハチの数が減ったら、巣の近くか、直接巣にノズルを注入して殺虫剤を散布する
- 巣の中の羽音が完全にしなくなったら巣を落として撤去する
- ゴミ袋に閉じ込めて処分する
の4ステップ。
巣を壊した後も、生き残ったスズメバチ(戻りバチ)がしばらくの間、巣のあった場所を飛び回ったりしますが、こうしたハチを捕獲・駆除するために、捕獲器の設置や巣があった場所に殺虫剤を噴射しておくことがおすすめです。
また、駆除した際に落ちているハチにも注意が必要です!ハチは、死んだ後でも針の部分が動いて刺されることがあります。刺されることを避けるため、死骸は手で触ることなく、ほうきとちりとりで回収してゴミ袋に入れるようにしてください。
もし、スズメバチに刺されてしまった場合は、刺された場所からすぐに離れ、一刻も早く病院に行きましょう。刺された場所を冷やすことで、血液が毒を吸収するのを遅らせることができます。
スズメバチの巣撃滅(550mℓ)
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飛んでいるスズメバチや巣を、高濃度の速効成分と反撃されない成分で安心して退治できる駆除剤。前年巣があった場所の周辺にかけると巣作り予防ができます。
スズメバチの巣撃滅(550mℓ)
巣にいるスズメバチまでまるごと駆除「スズメバチの巣撃滅 駆除エサタイプ」
「スズメバチの巣撃滅 駆除エサタイプ」は、スズメバチが好む発酵樹液と黒蜜の甘い匂いでスズメバチを誘引し、エサを巣に持ち帰らせることで巣の中にいるスズメバチまで駆除する家庭用の駆除剤です。
毒エサを入れるケースは、スズメバチの習性を利用し、しっかりした足場と頭を中に突っ込むことができる巣穴のような構造で、その設置方法は、巣から10メートル以内の範囲に毒エサの入ったケースを吊り下げるだけと簡単!
薬剤をまき散らさないので安心して使え、スズメバチの巣に近づくことなくスズメバチを駆除することができます。
「スズメバチの巣撃滅 駆除エサタイプ」を吊るすと、スズメバチが好きな甘い匂いが最大で10mの範囲を目安に広がり、その範囲にいるスズメバチが自然と引き寄せられてきます。
甘い香りに導かれてエサを見付けた働きバチは、エサがあることを仲間に知らせ、多くのスズメバチがエサに集合。働きバチは、毒入りのエサを巣に持ち帰って、巣の中にいるハチたちにエサを分け与えます。
エサを食べると、その毒によって巣の中のハチも死んでいくため、卵から幼虫が孵化しても世話をするハチがなく、幼虫も死んでいく、というメカニズムになっています。
巣の中のスズメバチや女王バチ、幼虫が全滅後、残った巣は、自分で取り外して駆除することが可能です。
この商品なら、スプレータイプでは対応できない大型の巣や、土の中や樹の洞など、巣がどこにあるか分らない場合も対策ができます!
匂いでハチを誘引する、というと、ミツバチや他のハチへの影響を心配する方もいるかもしれませんが、「スズメバチの巣撃滅 駆除エサタイプ」は、スズメバチのみが好む匂いを使用しているため、ミツバチや他のハチに影響を与えることはありません。
また、「スズメバチの巣撃滅 駆除エサタイプ」は、匂いが広がる範囲が設置した箇所から10メートル程度であるため、無差別にスズメバチを誘引するわけではありません。生態系を壊すようなことはなく、人を守るための駆除剤です。
スズメバチの巣撃滅 駆除エサタイプ(4個入)
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毒エサの伝播効果により、場所がわからない巣、手が届かない場所の巣でも退治できる駆除剤。スズメバチ駆除後は巣を自分で処分できます(要防護服着用)。
スズメバチの巣撃滅 駆除エサタイプ(4個入)
スズメバチを駆除するベストのタイミングは?
スズメバチの女王バチは、4月から活動を始め、5月から6月の中旬にかけて巣作りを行います。そして、5月下旬から働きバチが羽化し始めます。
この、4月から5月下旬にかけてが巣作りを予防するベストのタイミングです。そして、働きバチが羽化し始めた6月上旬からは、駆除するタイミングとなります。
殺虫剤を使って自分で対策できるのは、スズメバチがまだ大人しい時期で巣の直径が10センチ以内、とされていますが、今回紹介した商品なら、いつでも簡単に自分でハチを駆除することができます。
すぐに業者に依頼するのではなく、自分でトライしてみてくださいね。
まとめ
スズメバチは攻撃性が高く、スズメバチによる被害は毎年数多く報告されています。家のまわりを飛んでいたら、家族やお隣さんへの影響を心配してしまいますよね。専門駆除業者に依頼することも方法の一つですが、自分でもできる商品を今回は紹介しました。ぜひ試してみてくださいね!
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