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ガーデニング
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Pacoma編集部

知っておきたい!秋冬・家庭菜園のポイント5

Pacomaサポーターが初めて秋スタートの野菜栽培にチャレンジ。栽培開始前に知っておきたい、栽培管理のポイントをご紹介します。

Pacomaサポーター・上田さん

埼玉県在住。築11年の戸建てに夫、子ども2人と暮らす。ガーデナー歴は約3年。一年草の草花や春夏野菜の栽培経験あり。

3年目のガーデナーが葉野菜と果物を栽培!

© PIXTA

下の子どもが小学校にあがったことをきっかけに、以前から興味があった庭づくりに着手した上田さん。
子どもと一緒に楽しめる草花栽培や野菜づくりを楽しんできました。

「今年の夏も、キュウリやミニトマト、ピーマンを栽培。梅雨が長引いて成長が心配だったけど、思ったより収穫できて自信もつきました。野菜が苦手な下の子も、おいしいと言ってたくさん食べてくれたんですよ!」(上田さん)

そこで上田さんは秋以降も野菜づくりをすることに。秋冬に育つ野菜の栽培は初挑戦なので本やネットでリサーチして、ふだんの食卓で活躍してくれそうなチンゲンサイと葉ネギ、子どもたちが好きなイチゴの3種類に決定しました。

「でも調べると、秋冬の葉物は夏野菜より害虫が発生しやすいと分かり、少し心配です」(上田さん)

葉野菜は実野菜と違って葉そのものを食べるので、害虫の被害をしっかり防ぎたいところ。
子どもたちが楽しみにしているイチゴも、たくさん収穫したいそうです。

そのためには、適したバランスの土づくりや風通しを確保する植えつけ間隔にも注意が必要。

「果物の栽培は今回のイチゴが初めてなんです。きちんと害虫対策をして、かわいい葉や花を楽しみながら真っ赤で形のきれいな実を収穫したいな」と意気込む上田さん。早くも収穫する日が待ちきれない様子で話してくれました。

 

美味しく収穫!秋冬野菜の栽培ポイント5

上田さんの育てる野菜を例にして秋冬野菜の育て方のポイントをご紹介。

まずは、自分が育てる野菜の月ごとの作業を把握しておくことが大事。
上のような栽培カレンダーを作るのも良いでしょう。

 

栽培ポイント1:収穫まで健やかに育てる土づくりのコツ

▲画像左:2週間前。画像右:1週間前。

生育環境の土台となる土づくり。
菜園の場合、水はけと通気性、保水性のよい土が基本となります。

地植え庭ではタネまきや植えつけの2週間前にpH調整のために苦土石灰をまいて耕し、1週間前に堆肥と化成肥料をまいておきましょう。

 

  1. 堆肥と化成肥料は、植物によって適正量は異なるので左の一覧を参考にしてみて。コンテナ栽培の場合は、市販の培養土を使っての栽培がおすすめ。※1平方メートル当たりの目安。

 

【Q.pH調整はなぜ必要ですか?】

栽培方法を調べているとよく見かける「pH(酸度)調整」という言葉。土壌が酸性とアルカリ性どちらかに強く傾いていると生育に影響が出てしまう上、植物はそれぞれ適した数値を持っています。野菜の栽培に適したpHは6前後なので、あらかじめ苦土石灰などを混ぜて調整しましょう。

 

栽培ポイント2:最適な間隔でタネまき&苗の植えつけ

▲画像上:タネまき。画像下:苗の植えつけ。

チンゲンサイと葉ネギはタネから、イチゴは苗からの栽培がおすすめ。

チンゲンサイと葉ネギのタネは、すじの間隔に気をつけて「条まき」をしましょう。
チンゲンサイは2回間引きをして、葉ネギは草丈15~20㎝ほどになったら定植します。

イチゴ苗の植えつけは株間30㎝程度で、ランナー(根茎)の反対側に実がなるので収穫しやすいようランナーは内側に向けておいて。

 

栽培ポイント3:おいしい野菜の大敵!害虫はこまめにチェック

野菜や果物の味をよくするには、害虫対策が必須。

害虫が発生すると、植物は抵抗するための成分を作ることにエネルギーを使い、うまみ成分の生成は後まわしになってしまいます。薬剤を使用する際は、安全性がきちんと評価された適用作物の多いものを選びたいところ。

 

【害虫がいそうな場所ってどこですか?】

害虫は成長段階の柔らかい葉が大好き。
注意したい害虫は、チンゲンサイがアブラムシ類、葉ネギがアザミウマ類やハモグリバエ類、イチゴがワタアブラムシ。

どの害虫も茎や葉裏をよく観察して早期に発見することが大切。
見つけたら捕殺か、薬剤を散布して被害を最小限に食い止めてください。

 

幅広い作物に対応した薬剤「土にまくだけ害虫退治オールスター」

効率よく害虫対策をしたい方におすすめなのが、約300種類の植物に使える「土にまくだけ害虫退治オールスター」(600g)。
チンゲンサイ、葉ネギ、イチゴにも使用できますよ。

水に溶けた有効成分が根から吸収されて植物全体に広がります。
イヤなニオイがしないので、ベランダでも使いやすくてGood。

使用の際は、商品に記載された作物ごとの安全性が評価された使い方・使用量を守ることが大切です。

 

栽培ポイント4:収穫を目指してそれぞれに適した作業を

チンゲンサイは、間引きが済んだころにチッ素系の追肥を施します。

イチゴの追肥は、花が咲き始める3月中旬以降にリン酸系を月1回。
肥料やけを防ぐため株から少し離れた場所にまくのがポイントです。
また、イチゴをマイナス5度以下になる環境で栽培している場合は12月ごろから防寒対策が必要。
2月にはマルチングをして、花が咲いたら人工授粉を行います。

 

  1. イチゴの人工授粉は、開花後すぐに行うのがおすすめ。綿棒や柔らかい筆のようなものを使って、おしべの花粉をめしべにつけて。

  2.  

    栽培ポイント5:いちばんおいしいときを見極めて収穫

    ▲画像左:葉ネギは根に近い位置をつかんで抜きます。根を残して刈ると、再び成長して収穫できますよ。画像中央:チンゲンサイは株元をつかんで引き抜きます。根はハサミなどで切り落として。画像右:イチゴは完熟しているので実に触れず、ハサミを使ってヘタの上をカット。

    いよいよ待ちに待った収穫! チンゲンサイは草丈20㎝程度、葉ネギは30~40㎝程度、イチゴはヘタのあたりまで赤く色づいたら収穫の目安。

    赤くなった実を好んでやってくる鳥もいるので、最後まで気を抜かず無事に収穫までこぎつけましょう。

     

    【Column】家庭菜園で悩んだらLINEで相談!

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    方法は、LINEで友達登録をし、症状や虫の写真を送るだけ。
    会話形式でやり取りできてすぐに問題解決できますよ。

     

    いかがでしたか?
    ポイントをおさえて栽培すれば、美味しい野菜が収穫できますよ。
    ぜひ試してみてくださいね。

     

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    アース製薬

     

    イラスト・吉田トキオ 文・藤屋翔子