- 天野俊吉
- 編集者。目黒区生まれ麻布育ち 。趣味は音楽と登山。好きなビールはベアレン。好きな采配は代打の代打。
バッファロー吾郎・竹若元博に聞く!奥さんの夢を叶えるDIYレシピ【第3回お庭まわり編】
第1回、第2回につづいて、お笑いコンビ・バッファロー吾郎の竹若元博さんのご自宅を紹介! 家族やご自信の様々な「希望」をかなえるためのDIY術が詰まった一軒家を、ポイントごとに解説していただきます。第3回となる今回は、家の門などを含めた「お庭まわり」。
回覧板が入りきるサイズの“おしゃれ”な郵便受けがほしい!
――竹若家、ある意味「家の顔」ともいえる郵便受け(ポスト)がとってもおしゃれ。なんだかウッディーなんです。
これはどんな「希望」に応えたものなんでしょうか?
「近所の回覧板がまわってくるときに、もともとあった郵便受けだと、ちゃんと入りきらない。郵便受けのサイズが小さくて、回覧板が入ってるとほかの郵便がほとんど入らない……みたいなことがあったんですよ。
だから、奥さんと『回覧板がスポッと入るのがええなあ~』みたいな話になって、つくりました」
――こんなにおしゃれな雰囲気に仕上げるのは、なかなか大変だったのでは……。
「いや、ただのナチュラルな木にやすりをかけただけですね。木の色味は奥さんが選んだんで、そこのセンスがよかったのかもしれません(笑)」
余ったコンクリートレンガを活用して、壁をつくりたい!
また、隣の家との間にある「レンガの壁」。これも竹若さんのDIYによるものなんだとか。
「コンクリートのレンガは、『門柱』をつくるときに奥さんがネットで注文したものなんです。それで余ったのが出たんで、『どうしよう』言うて。
で、隣の家との境界線が気になるから、おしゃれにしたいっていう話が出たんでつくりました。一応設計図も描きましたね」
境界線に壁をつくる……なんて聞くと、ややもするとご近所とのトラブルに発展してしまう危険もありそうですが、竹若家は隣人の方とも仲良く過ごされているとのこと。
「引っ越してきてからは近所づきあいも生まれてますね。『バーベキューしましょう!』ってこともありますよ。
子どもがギャーギャーギャーギャー! って言うてても、まあみんなこのへんの人らだから……ってことで、郊外はラクですよね」
「お気に入りの場所はウッドデッキ。ダイニングスペースはそれほど広くないのですが、ウッドデッキのおかけで広がりを感じられます。
門柱は、この家で初めて一緒にDIYした場所なので思い入れがあります。内装は主人に任せっきりでしたが、外構は私も少しお手伝いしました。大ざっぱなわたしとは違い、几帳面にレンガを積む主人の姿が印象に残ってます。下地や基礎の大切さも、やってみて初めてわかりました」
DIYのコツは「お手本を見てスタートダッシュを切る」!
さて、一軒家のすみずみまで「DIYポイント」を紹介してくれた竹若さんにDIYのコツをきいてみると、お答えは意外にも「頑張りすぎない」というものでした。
「最初少しだけ大工さんに作業してもらって、それを真似するぐらいでもいいんじゃないですかね。
立派なお手本があると、DIYやるときにスタートダッシュが切れる。1カ所でもやってもらって、スタートをゼロからにしないっていうことは大事かもしれませんね。『ゼロからやるとしんどい』っていうのがすごくあるんですよ」
また、家族のために……という理想があるからこそ、工夫のしがいがある、とも。
「奥さんに『こういうのがほしい』って言われたら、『う~ん、じゃあこうしたらええんちゃうか』って考えるから、それが楽しいんですかね。
だから、『他人の家もつくれるんじゃないか』『番組でやれば』みたいなことも言われるんですけど、商売にしようとは思わないですね。
あんまりビジョンがないこと言われても、やる気がおきひんと思う(笑)」
竹若さん、ありがとうございました!
インタビューの第二回目はこちら
撮影:横山純