8月号「工作・DIY」特集に親子で登場！モデル・中村明花さんWEB限定インタビュー

中村明花さん

モデル、料理家。プライベートでは５歳(※取材時)の女の子のママ。サッカー選手の夫に伴ってドイツやタイで生活し、2021年夏に帰国。

本誌掲載の工作・DIYアイテムに興味津々の中村さん親子

　５月中旬に行われた撮影。スタジオには本誌でつくり方を掲載した４作品もそろっていて、中村さんと娘さんはまず作品をじっくり観察していました。手作りおもちゃクリエイターのむーさんが手掛けた「つりざお&おさかな」の仕組みが分かると、すぐに魚釣り大会がスタート！　「２匹釣れた〜」「今度は４匹！」と娘さんが段ボールでつくった魚を次々に釣り上げます。
「家でもいつもこうなんですよ（笑）。自分でつくったもので遊ぶのが大好きだから、この『つりざお&おさかな』も帰ったらつくると思います」と中村さん。考案したむーさんにも現在４歳の息子さんがいることをスタッフが話すと、「だから夢中になって遊ぶポイントが分かるんですね」と納得の様子。
「オリジナルのおもちゃをつくれるママなんてすてき！　私も工作が好きな子どもだったけど、娘がつくるものや遊び方には驚かされてばかり。その自由な発想を伸ばしてもらいたいから、アドバイスはなるべくしないように気を付けています」

工作アイテムの準備や褒め方…
のびのびつくれる環境を整え中

　道具の使い方など基本的なスキルは伝え、娘さんならではの発想につながりそうなことはあえてアドバイスはしない。褒めるときも発想のユニークな点に触れるようにしているそう。こうしたコミュニケーションの取り方は少しずつ学んできたことで、娘さんが工作を始めた頃は材料や道具のそろえ方に迷うこともあったといいます。
「『ママ、リボンある？』『箱ある？』と急に言われても家にないんですよね（笑）。だから少しずつストックするようになって、大体のものはさっと渡せるようになりました！でも、今回の特集でむーさんも息子さんのリクエストで保留にしているものがあると知ってちょっと安心。私もできるだけ娘のつくりたい気持ちに寄り添って、一緒に楽しんでいきたいな」
　工作や美術が好きな子ども時代を過ごしてきた中村さん。娘さんにも、つくることを通じてさまざまなことを体験してもらいたいと考えています。

発想力、コミュニケーション能力…
「つくる」ことで身に付くこと

「娘は単純につくることを楽しんでいるけど、自然と手先が器用になって発想力も身に付いてきています。つくったものについて説明してもらえばおしゃべりも上達するし、作品をきっかけにまわりの人とコミュニケーションすることもできる。将来どんなことをしたいかまだ分からないけど、どれも身に付けておくと役立つスキルだと思うんです」

幼少期の「つくる」体験が
もたらしてくれるもの

　工作から広がるたくさんの効果を実感している中村さん。料理家としても活動する今、子どもの頃に手を動かして何かを生み出してきたことの影響を感じています。
「父がDIY好きなので、木箱があったりすると私がデザインを考えて一緒にリメイクしていました。材料をそろえて、仕上がりをイメージしながら切って、組み合わせて……。工作やDIYと料理って、似ているところがたくさんありますよね。だから、chikoさんの娘さんが料理家になったのはすごく共感できます」
　chikoさんは、本誌で「オールドウッドボックス」などのつくり方を教えてくれたDIYクリエイター。お子さんたちが小さな頃からDIYをしていて、家の中にはいろいろな材料や道具があったそう。ところが、chikoさんのお子さんは意外にも「つくることにあまり興味がない子ども」だったとか！　
「でもママがつくる姿を身近に見ていて、何かを形にする楽しさを感じていたんだろうなぁ。娘さんが料理家になって、chikoさんがテーブルまわりのDIYでコラボしている関係がすごくすてきですよね」と中村さん。「つくる楽しさ」は大人も子どもも同じだから、年齢を問わず親と子の関係をつないでくれるものなのかもしれません。

作品を見てDIYに開眼の予感！？
「ハマっちゃいそうです（笑）」

「私も、テーブルまわりやインテリアのアイテムをDIYでつくってみたいな。chikoさんの作品を見てエイジングペイントにも感動したので、ペイントにもチャレンジしてみたくなりました。暮らしに使うものを自分の手で生み出せるなんてワクワクしますね。私、すごくハマっちゃうと思います（笑）」

写真／MEGUMI　スタイリスト／官野亜海　ヘア＆メイク／猪股真衣子（TRON）　取材、文／藤屋翔子

むーさん、chikoさんの他にも、さまざまな人の「つくるを楽しむ」をご紹介した本誌特集。ぜひお近くのホームセンターで手にとってご覧ください！