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発表!「家事ラクグッズ大賞2022」【編集部座談会】“家事”視点から2021年を考える
毎日の家事を「もっとラクに」「もっと楽しく」する、優秀アイテムを紹介する恒例企画「家事ラクグッズ大賞」。 今年は、家事の小さなイライラを解決してくれるものを、 ホームセンターのバイヤーさん、読者の皆さん、Pacoma編集部の声から厳選しました。Pacoma編集部での座談会編の発表です!
“家事”視点から2021年を考える
「家事ラクグッズ大賞」を通して、2021年の家事にまつわる世相が見えてくる?選ばれたグッズや話題になったトピックからPacoma編集部の3人が今年1年を振り返った。
編集部メンバー
栗原 貴子
Pacoma編集長。「明日の自分にラクをさせるために」とわりと日々、マメに掃除する派。
古川 彩子
Pacomaブランドマネージャー。1児の母。家事と育児の負担を減らす方法を模索中。
編集M
家事ラクグッズ大賞の選考に参加するのは今年初。ガジェット、新しいモノ好き。
コロナ禍の暮らしが定着。“その先”をゆくグッズが多く登場。
(編集M)家事ラクグッズが出そろいました。今年は「家事のプチイラを解消するグッズ」をご紹介しましたが、ラインアップを振り返ってみて、どんな印象を持ちましたか?
(古川)コロナ禍の暮らしが定着して、その〝新しい暮らし〞の先を見据えた、かゆいところに手が届くグッズがそろったな、と感じました。
(編集M)煙と油はねが軽減する電気焼肉器やサーキュレーター付きの衣類乾燥除湿機。まな板に敷く、抗菌カッティングシートも、新しい暮らしが定着したからこそのグッズ、ですよね。いろいろ制限の多い暮らしの中でも、何といいますか、生活者のたくましさのようなものを感じます。
(栗原)そうですね(笑)。初めての緊急事態宣言のときに「家にいる時間が増えたなら、片付けよう」という流れがありましたが……。さらに「せっかくだから、より快適にしよう、なんなら楽しもう」という前向きさを感じました。
換気や衛生に対する意識が高まり、それが生活の中に定着した2021年。その声に応えるグッズも多く登場した。部屋にサーキュレーターが置かれているのも見慣れた光景に。
話題になる≠新商品。ロングセラーも再注目。
(編集M)発売から60年以上がたつ「ウタマロ石けん」も選ばれました。
(栗原)ユーザーがより便利な使い方をSNSで発信して、再注目、という流れはロングセラー商品に多いですよね。
(古川)私も「ウタマロ石けん」、SNSで知ったピーラーで削って、チップ状にする方法を実践してます。
(編集M)消費者のアイデアが、既存の商品の新しい価値を生み出して注目される、という流れは今後も続きそうですね。
(栗原)ただ、SNSをはじめとする個人発信の情報の中には、メーカーの「使用上の注意」にあるNGな使い方が交ざっていることも。アイデアを試す前に、その点は確認してほしいな、と思います。
おうち時間が長くなることで、「片付けよう」、「より快適にしよう」という流れが生まれた一方、「家事が増えた(涙)」、「家事の負担が不公平!」というふつふつした怒りも……!?
工程を減らす、に便利さの価値がシフト。
(編集M)今回、「レノアリセット」を推薦してくれた読者の方の「アイロンがけが減った」というコメントが、個人的に一番印象に残りました。コレを使うことで一つの作業が減る、というのも「家事ラク」の重要ポイントだな〜と。
(栗原)そうですね。これまでの、時短や効率化の枠を超えて、今は一つの作業を丸ごとなくせる、という発想が取り入れられているな、と感じます。私は家事ラクグッズ個人賞でおしゃれ着用の洗剤「ドライアップ」を選んだのですが、手洗い工程と時間をかなり短縮してくれるんですよ。
(古川)この洗剤、つけ置きだけでいいんですか?
(栗原)洗いもすすぎも、つけ置きでOKです! 流水ですすぎをしなくてもいいので、水をあまり使わない点もグッときました。
(古川)これだけSDGs、環境問題が叫ばれると、環境に悪いことを心苦しく思うようになりますよね。そういう、精神的な負担や罪悪感を軽減してくれるという意味でも、環境に優しいかどうかも、今後の家事ラクグッズの重要な要素になってくるのでは? と思います。
今年に入り、さらに家庭に浸透しつつある“IoT”。スマホで全ての家電をコントロールできる日はもうすぐそこまで来ている!? 来年以降、テクノロジーの力で家事がどんどんラクになるのが楽しみ。
“環境への配慮”と“IoT”が次のトレンド。
来年からさらに加速?家事ラクとIoTの波。
(古川)Mさんの家事ラクグッズ個人賞の後付けでおうちをIoT化できるグッズも、今年っぽいトレンドですね。
(編集M)はい。各社からいろいろ出始めましたよね。
(古川)家のあらゆるスイッチをスマホでオンオフできるようになるのは、地味だけど、かなりラクになりそう。
(栗原)「お母さん、リモコンは?」がなくなりますね。
(古川)お母さんたちのプチイラも一つ減ります(笑)。
(編集M)家事そのものを減らせるIoT化でいうと、今年発売された窓掃除ロボットが気になっています。スマホでの操作で、水拭きと乾拭きの両方が自動でできるんです。
(栗原)なんと! すごい!
(編集M)最新のスマート家電では、中国ではカメラが搭載された冷蔵庫も出ているんです。中の食材を画像認識して、スマホに食材リストを送ってくれるんですよ。
(古川)その冷蔵庫、欲しい……。実は、今、冷蔵庫の中をスマホで撮って、買い物に行ってるんですよ(笑)。
(栗原)スマホでの撮影すら必要なくなる日も近そう。IoTが進めば、家事ラクグッズも、ますますダイナミックに変化していきそうですね。
(編集M)来年のラインナップも楽しみです!
年々、注目が高まっているのが“環境のことを考えた家事”。生ごみを土の栄養となる堆肥に変える「コンポスト」も広まりつつある。来年の家事ラクグッズに選ばれるかも?
編集部メンバーが選ぶ 家事ラクグッズ個人賞
まだまだ、紹介したいグッズがあるんです! 「家事ラクグッズ大賞」には入らなかった編集部メンバーの今年のイチオシはこちら♪
ウォシュボンオートソープディスペンサー(サラヤ)
「一度のフル充電で約3ヵ月持ち、専用ソープも大容量を1度買えば、買い足しは年に1度あるかないか。1日に何十回と使うものほど、手間が少なくご機嫌に使えるものを!」(推薦者:編集部・古川 彩子)
オープン価格(☎0120-40-3636)
充電もソープも長持ちQOLがかなり上がった
ドライアップ(サンスター)
シルクのブラウスやニットなどのおしゃれ着を洗うセルフクリーニング洗剤。
605円(☎0120-008241)
「3~5分のつけ置き、脱水5~10秒、すすぎ用のつけ置き、で手洗いが完了。仕上がりも◎」(推薦者:編集部・栗原 貴子)
スマートリモコン(アイリスオーヤマ)
照明などの家電をスマホでコントロールできる。
6,028円 ※参考価格(☎0120-311-564)
「私はリモコンはなくしても、スマホをなくさないので(笑)、本当に便利。出先からも操作可能」(推薦者:編集部・編集M)
リモコンを捜すというプチイラから解放!
おわりに
いかがでしたか?おすすめの家事ラクグッズや工夫を実践して、日々の家事をよりラクにしたり、楽しんだりしてみてくださいね。
「家事ラクグッズ大賞2022」では、ほかにもたくさんの注目グッズをご紹介。
ぜひ、くまなくチェックしてくださいね!
こちらに掲載している商品以外にも、たくさんの家事ラクグッズをご紹介!
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<アンケートにご協力いただいたホームセンター>
アグロガーデン/かんぶん/タイム/ダイユーエイト/DCM/DIYセンタームラウチホビー/ ホームセンターきたやま/ホームセンターセキチュー/山新(50音順)
写真・多田寛
イラスト・白目みさえ、ヒビユウ、まめ
文・間野加菜代(Cumu)/編集部