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地震対策を万全に!万が一の事態に家を護るメソッド
自然災害は、いつ何時に起きるかわかりません。特に、日本で暮らす限り避けられないのが【地震】。備えあれば憂いなし。万が一の事態が発生した時の防災メソッドをご紹介します!
目次
地震対策を万全にし、1週間生き延びる術を。
日本に暮らす限り、地震は避けられない自然災害。南海トラフ巨大地震や首都直下型地震のように、国土の広範囲を揺らす地震では、想定避難者数が800〜900万人にも及びます。さらに、毎日当たり前に使っている電気は1週間、ガスや下水道は1カ月ほど復旧しない可能性も。そんな災害が起きても正しい備えをしておけば、安全性は大きく変わります。
ポイントは「住居・設備・避難アイテム・連絡手段」の4つ
まずは命を守るために、耐震性の高い住居を確保すること。阪神・淡路大震災では、死因の約7割強が建物の倒壊などによる窒息・圧死だったといいます。住む地域の危険度や、自宅の耐震性をあらかじめ知っておくことがまず大切です!
STEP1.住まいの耐震性や地域の地盤をチェック!
すでに住み始めている場合でも打つ手あり◎
在宅時や就寝時に地震が起こり、家が壊れると、命を一瞬で失ってしまうこともあります。そんな最悪のケースを避けるためにも、住まいを決める際には、地域のハザードマップをチェックしたり、地盤のしっかりした土地を選ぶことが重要です。すでに住み始めている場合でも、打つ手はあります。一戸建ての強度を上げる“ 耐震リフォーム” は、行政の補助金が出るケースも。必要性を感じたら調べてみましょう。
POINT! 家具と窓を押さえて75%のケガを防ぐ。
阪神・淡路大震災時の家の中でのケガは46%が家具の転倒、29%がガラスの飛散によるものです。悲劇を繰り返さないために家具は必ず固定を。昼間でもカーテンを引くことで、ガラスの飛散の危険も減ります。
STEP2.家具やガラスの事故を防止する。
地震で起きるケガの原因上位!
巨大地震では、重い家具が倒れたり、飛んできて凶器と化します。通常時と違って救急車がすぐには来ない場合も……。ケガから身を守るために、家具をしっかりと固定しましょう。窓ガラスは近年、性能向上で割れにくくなっているものも多いです。さらに飛散防止のフィルムを貼っていれば、効果は絶大。また、小さな子どもやお年寄りの寝室に大きな家具を置かないなど、根本から工夫すると良いでしょう。
POINT! 家具は上下の隙間を埋めて、しっかり固定。
食器棚やタンスなどの転倒を防ぐには、下部に滑り止めシートを敷き、突っ張り棒やL型固定金具などで上部を固定します。また食器棚はトビラが開かない工夫をしたり、棚に滑り止めシートを敷きましょう。
STEP3.自宅で7日間持ちこたえるための備蓄を。
多めにそろえておこう!
避難所はなにかと精神的負担が多いもの。生活用品を十分に蓄えておけば、自宅で避難生活を送ることも可能です。日常的に使用するレトルト食品や水、皿にカバーをすれば水も節約できるラップ、用途も多様なポリ袋などは、災害時にも大いに役立ちますよ。多めにそろえておき、減ったぶんだけ都度補充しましょう。レトルト食品なら消費期限が切れている心配も少なく、スマートに備えられます。
POINT! 家族との自宅避難を快適にするために。
支援の手が届くまでの“1週間”。食料なら、1~3日目は冷蔵庫や冷凍庫にあるものを。4日目からは非常食を食せば乗り切れます。また備蓄食は日ごろから食して、新しいものに入れかえていくのが好ましいです。
STEP4.家族や友人と連絡手段や集合場所を決めておく。
キーワードは“ あの手この手”
携帯メールや電話はつながらなくなることを想定し、ネット回線を経由するSNSやパソコンメールを確認しておきましょう。そのほか、通信キャリアが提供する災害用伝言板や地域の避難所を調べておくのも◎。緊急時に慌てなくて済むよう、LINEなどで家族のグループを作って、普段使いしておきたいですね。「何かあったらこの方法で連絡」という共通認識を持つことが大切です。
POINT! ライフライン代わりのアイテムをそろえる。
- 水、1人1日2L×7日分携帯トイレ65枚
- 厚手0.03㎜のポリ袋(二重にして水も入る)
- LEDランタン3個
- ヘッドライト家族人数分
- カセットコンロ
- ボンベ15~20本
- ラップ5~6本
etc…
備えあれば憂いなし!
自然災害は、いつ何時に起きるかわかりません。だからこそ、常日頃の防災意識を高めていくことが、被害を最小に抑えるために重要ではないでしょうか。備えを万全にしましょう!