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藤岡みなみ|想像よりはるかに簡単、立体模型作り

藤岡みなみ|想像よりはるかに簡単、立体模型作り

時間が経てば経つほど味わい深く

時間が経てば経つほど味わい深く

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藤岡みなみ(ふじおか・みなみ)
藤岡みなみ文筆家。所持品ほぼゼロから100日間暮らす『ふやすミニマリスト』
(幻冬舎文庫)が発売中。
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想像よりはるかに簡単、立体模型作り

時間が経てば経つほど味わい深くなっていくのだろう。
生後2ヶ月の赤ちゃんの立体足形を作った。

最近、SNSで立体手形・足形作りが流行っている。

でも、産後のドタバタの中で石膏なんてハードルが高い。

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▲ いまだけの小ささを形に残したい。

しかし友人から「意外に簡単だよ」と教えてもらい、赤ちゃんが寝ている間に挑戦してみることにした。

材料は主に型取り材・石膏の2つだけ。

型取り材の成分はアルギン酸を使ったものが多く、海藻由来で安全らしい。

粉に水を入れて混ぜている時、これなんか知ってる、と思った。

歯医者さんのあれだ。混ぜて作ったペーストを型に入れて、上顎に押し当てて……。

あの歯型取りもやはりアルギン酸らしい。

手形もかわいいけれど、眠っていても指が動いてしまう気がするので足にした。

すまん、ちょっと失礼……と足を入れて8分。

ゼリーのようにほどよく固まった型取り材から小さなあんよを取り出す。

そこに石膏を流し込んで一晩置いておいた。それだけ。

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▲ ※安全を確認し自己責任で行ってください。

朝起きてそっと触れてみると石膏はしっかりと固まっていた。

型取り材はぷにぷにで、容易に外すことができる。

爪や足の裏のシワまでしっかり再現されていた。

こんなにうまくいくとは。石膏が身近になった。

しかし、ちょっとゾっとするくらいリアルで、リビングに置いてあるとなんか怖いのだった。