平成女児に戻るキラキラDIY

仕事を詰め込みすぎて疲れたので、ちょっくら30年前にタイムスリップしたい。

私が平成のキラキラ女児であった頃だ。

クリアピンクのサンダル、アクセサリー付きの食玩、ぷっくりしたシール……。

▲　過去へタイムスリップする　DIY

大人になってみれば値段の安さも機能性のなさもすべてわかっているのに、それでも当時のときめきを容易に思い出すことができる。

慌ただしい日々の中でぱさぱさに乾いていく心。

私に今必要なのはあのうっとり感なのではないか。

以前、何に使うともなく買っておいたキラキラパーツを引き出しから取り出した。

そして無心でヘアピンやリングに接着していく。

それだけでもう、最強にかわいい。

身につけてどこかに出かける予定はないけれど、そんなことはどうだっていい。

作ることが目的なのだ。

幼い頃は、少ない数を宝物のように大事にしていたキラキラアイテム。

今なら好きなだけ手に入れることができる。

30年前の私の夢を、私自身が今叶えてあげることは可能だ。

▲　集めるだけでも楽しいキラキラパーツ

たった10分の制作タイムが心を癒していく。

没頭していると数分が永遠のようになる。

ちゃんと一人きりになれる気がした。忙しくてものづくりができないと思いがちだが、忙しいときほど生活を潤してくれるのがDIYなのかもしれない。

また隙を見つけてこっそりと、女児に戻りたいと思っている。