お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
家事
津久井 玲子

意外と知らない?電子レンジのターンテーブルの掃除方法

電子レンジの庫内を掃除する時、ターンテーブルはどうしていますか?はずしてから庫内全体を掃除しないと、ターンテーブルの下に汚れが残ってしまうため不衛生なままです。電子レンジの掃除法と、ターンテーブルの洗浄法を改めて確認してみましょう。

電子レンジのターンテーブルははずして掃除!

電子レンジの扉を開くと、温めたり調理したりしたいものをのせるためのターンテーブルがあります。ガラス製をはじめ素材はさまざまですが、ターンテーブルは上が汚れれば、当然のことながら下も汚れているのです。

 

ましてや庫内の掃除は滅多にしないとなれば、ターンテーブルには焦げつきができたり、下の部分にも汚れが溜まったりして、ちょっと拭いた程度では落ちない汚れになっています。汚れがこびりつく前に掃除して落とすことが大切です。

 

本記事では改めてチェックしておきたい電子レンジの掃除法や、ターンテーブルを洗うのに一番の悩み事である焦げつき汚れをスッキリさせる方法を調べてみました。電子レンジの掃除に手こずっているという人は必見です!

 

 

電子レンジは毎日のお手入れが肝心

電子レンジは食材の下ごしらえや解凍、調理とさまざまな場面で活躍する家電です。使い方もさまざまなら加熱する食材などもさまざまなため、いろいろな臭いが混ざり合って染みついてしまうこともあります。

 

普段から使うごとにターンテーブルを外して洗い、中も常に全体をふきんで拭き取ってキレイにしていればよいのですが、忙しいからこそ時短のために電子レンジを使うことも多く、なかなか手が回らないのが実情です。

 

そのため日々電子レンジを使うごとに庫内に汚れが飛び散り溜まっていきます。その多くは食材や料理などを加熱した際にカスや油分などが飛び散ったものですが、蒸発した水分が原因で水垢汚れもつくのです。

 

加熱時に思っていない音がした場合は、溜まった汚れがはじけ飛んでいることも考えられます。ラップなどでカバーしていれば食材につくのを防げますが、食材を丸出しのまま電子レンジに入れた場合には、汚れと一緒に雑菌までついて食中毒などの原因になることも。

 

さらに本来必要としていない汚れを加熱することになるため、光熱費が余計にかかったり、加熱効率が低下して調理機能が低下したりする可能性もあります。最悪のケースとしては、汚れが発火して火事を引き起こす危険性まであるのです。

 

これらの被害を出す前に電子レンジをキレイにすっきりと掃除して、安心して使えるようにしましょう。気分よく使える電子レンジに戻す掃除法をご紹介します。

 

 

電子レンジの掃除法

食材をそのままの状態で入れることも珍しくない電子レンジ。なるべくなら合成洗剤の使用は避けたいものです。そこで自然派洗剤と呼ばれるものを使って掃除しましょう。中でもよく使われるのが重曹です。重曹は消臭効果もあるので、汚れだけでなく消臭効果もあります。

 

重曹のほかにも耐熱容器、キッチンペーパー、ゴム手袋を用意してください。重曹は料理に使うものを流用するとより安心です。耐熱容器に水200mlを入れ、そこに重曹を大さじ1~2杯加えてよく混ぜ合わせて溶かします。重曹が完全に溶けきらないまま使用しても大丈夫です。

 

重曹水ができたらそのまま電子レンジに入れて、500Wに設定してから5分間温めてください。重曹水が気化した蒸気を庫内に充満させるのが目的のため、ラップはせずにそのまま入れます。

 

5分たったらすぐに扉は開けずに、そのまま15分間放置しましょう。蒸気が庫内の汚れを浮き上がらせてはがれやすくしてくれるのを待つと同時に、蒸気によるやけどの危険性も下がります。汚れがひどい場合には放置時間を長くするのがおすすめです。

 

放置時間がすぎたら蒸気でのやけどを防ぐためにゴム手袋をして、庫内の耐熱容器を取り出します。腕を保護するためにも長いゴム手袋がおすすめです。耐熱容器に残っている重曹水をキッチンペーパーに浸して、電子レンジの庫内を丁寧に拭いて汚れを取り除きます。

 

ターンテーブルをはじめとした取り外し可能な部品を外し、こちらは食器用の中性洗剤を使って丸洗いしましょう。普段はターンテーブルの陰になっている下の部分も、重曹水を浸み込ませたキッチンペーパーで丁寧に拭き、染みついた独特な臭いを取り除きます。

 

水を浸み込ませたキッチンペーパーで水拭きをしてから乾拭きもすると、重曹の成分が残らずにすむので後々浮き上がってくることもありません。口に入っても問題ありませんが、見た目に気分がよくないので最後のひと手間もかけましょう。

 

また、電子レンジが汚れやすいのは内側だけではありません。重曹水を浸み込ませたキッチンペーパーで拭けば、外側の油汚れもキレイに落ちます。もし重曹水が残っていない場合にはアルコールでも代用できますが、洗浄力は重曹水の方が上です。

 

電子レンジの天井も忘れずに!

目につきにくい電子レンジの天井は掃除を忘れがちです。しかし、天井も電子レンジの庫内である以上、汚れは溜まっているため掃除は欠かせません。もし、汚れが溜まりすぎて落ちにくい場合には、重曹水を浸み込ませたメラミンスポンジで優しくこするとよいでしょう。

 

メラミンスポンジはほかの場所のしつこい汚れにも使えます。長いこと掃除していなかったなどで汚れが目立つ場合には、あらかじめ用意しておくと安心です。

 

 

電子レンジターンテーブルの焦げつきを掃除する方法

中性洗剤を使ってターンテーブルを洗っても、一度焦げついた汚れはしつこいものです。そんな時に便利なのが、先ほどご紹介したメラミンスポンジ。重曹水を浸み込ませてから優しくこすることで、しつこい汚れごとキレイに落とすことができます。

 

また、歯磨き粉もおすすめです。口に入れて使うものなので、自然派洗剤同様に安心して使うことができます。使い古した歯ブラシに歯磨き粉をつけてから、力を入れずに優しくこすってください。

 

歯磨き粉を使う時に注意したいことは、研磨剤入りの歯磨き粉を使うことです。この研磨剤が汚れをかき落としてくれます。代わりに力を入れすぎると目に見えない細かい傷跡がついてしまい、かえって汚れがつきやすくなってしまうため要注意です。

 

歯磨き粉の研磨剤の影響はターンテーブルの素材によっても異なりますが、使う歯ブラシの硬さによっても傷がついたりします。庫内についた焦げなどのしつこい汚れにも効果を発揮しますが、傷をつけたくないという場合にはもう一度、頭から掃除の手順を繰り返すのもおすすめです。

 

 

電子レンジの掃除にあると便利なもの

自然派洗剤にはいくつか種類がありますが、それぞれ得意とする汚れに違いがあります。油汚れや焦げつきなどの酸性の汚れには、重曹やセスキ炭酸ソーダがおすすめです。セスキ炭酸ソーダの使い方も重曹と同じでありながら洗浄力は上なので、確実に汚れを落としたい時に使うとよいでしょう。

 

反対に水垢をはじめとしたアルカリ性の汚れには、酢やクエン酸がおすすめです。重曹やセスキ炭酸ソーダが酸性汚れを中和して落とすように、酢やクエン酸はアルカリ性の汚れを中和して落とす効果があります。

 

それぞれに得意とする汚れが異なるため、電子レンジの庫内をよりスッキリさせたい時には、両方使って掃除するとよいでしょう。酢を使う時には水180mlに対して酢を20ml、クエン酸を使う時には200mlの水に対してクエン酸小さじ4を入れ、後は重曹の場合と同じです。

 

また、臭いが気になるという場合には、レモンやみかんの皮を使う方法もあります。レモンの場合は水100mlにレモンの絞り汁1個分を入れてから、電子レンジで5分間加熱してください。市販のレモンの絞り汁でも代用可能です。

 

後は重曹の時と同じ方法で掃除するだけですが、洗浄力では劣ります。代わりにレモンの香りが広がって悪臭が消えるので、臭いを何とかしたい時には特におすすめです。

 

また、むいたばかりのみかんの皮も活用できます。ターンテーブルにそのまま置いて1分加熱したら、みかんの白い内側の部分を使って庫内をこすれば汚れが落ちるのです。仕上げにキッチンペーパーで庫内を拭けば、ちょっとした汚れならピカピカになります。

 

注意したい点は、みかんの皮の水分を利用するため、むいたばかりの皮を使うことです。カチカチに乾いてしまった皮は使えません。レモンと同様に消臭効果もあるので、みかんを食べた後に試してみてはいかがでしょうか?

 

 

おわりに

電子レンジはそのまま口に運ぶものを入れることも多いため、常にキレイにしておきたい家電です。中でも直接ものを置くターンテーブルは、使った後は取り外して洗う習慣をつけましょう。こまめな手入れを怠らず、いつも気持ちよく電子レンジを使ってください!