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家事
津久井 玲子

サーキュレーターで部屋干しの悩みを解決!効率もアップする?

梅雨の時期や共働きで家が空きがちな家庭では、洗濯物は通常、部屋干しになりがちです。もし「部屋干しではなかなか洗濯物が乾かない」とお悩みでしたら、サーキュレーターを使ってみませんか?部屋干しに便利なサーキュレーターの活用法をご紹介します。

サーキュレーターは部屋干しの強い味方!

サーキュレーターというと、「扇風機のように部屋の空気を循環させるもの」というイメージかもしれません。しかし部屋干しした洗濯物を早く乾かすコツは、まさにその空気の循環を作り出すことです。

 

扇風機の風を当てるだけでも洗濯物の乾きはよくなります。サーキュレーターは扇風機よりも効率的に空気を循環させるため、使い勝手のよさに大きな差があるのが特徴です。特に湿度の高い梅雨の時期にはその差を実感できることでしょう。

 

サーキュレーターで部屋干しの悩みを解消しませんか?部屋干しの洗濯物を素早く乾かす、サーキュレーターの効果的な使い方をご紹介します。

 

 

サーキュレーターとはどのようなもの?

サーキュレーターは多くの場合、冷暖房で生じた天井と足元の温度差を解消するために使われる家電です。夏には足元にたまりやすい冷気を、冬には天井にたまりやすい暖気を、直線的に強い風を起こして撹拌(かくはん)することで温度差を解消します。

 

部屋の温度を均一化することで、冷房による足元の冷えや暖房によるのぼせなど、不快感の原因を減らして冷暖房効率をあげる家電です。部屋の換気にも重宝するため、持っている方も多いのではないでしょうか?

 

扇風機との違い

扇風機の目的は基本的に人に対して風を送ることです。そのため送る風の強さも人に当たってどうかが基準になっています。首振りの角度も上は30~35度くらいまで、下には15度ほどが一般的です。

 

サーキュレーターはどうかというと、室内の空気を循環させるために送風機能に特化し、扇風機よりも強力な風を様々な角度に送れます。首振り機能も上に向かって90度の角度まであげられ、左右に首を振る自動首振り機能付きの機種も選ぶことが可能です。

 

近年では部屋干し用の機能として、室内全体にまんべんなく風を送る「8の字型」の首振り機能付き機種も売られています。

 

 

部屋干しでもサーキュレーターなら早く乾く

洗濯物を部屋干しするときには、カーテンレールなどをはじめとした高いところに吊るすことも多いのではないでしょうか?そのような高い場所には、上向き角度の浅い扇風機の風は届きにくいです。

 

しかし、サーキュレーターならば上に向かって90度展開することも可能なため、十分に風を送ることができます。部屋干しにサーキュレーターが適している点はこれだけではありません。サーキュレーターを使った部屋干しのメリットをまとめました。

 

強めの風で乾燥速度アップ!

サーキュレーターはスポット的に直接強い風を当てることができます。そのため湿度の高い雨上がりや梅雨時の外干しよりも、早く効率的に乾かすことが可能です。洗濯物全体に風が当たるように設置して、数十分間風を当てるだけで乾燥速度を速めることができます。

 

空気の通り道と併用する

比較的新しく建てた家には24時間換気設備が付いています。1日中、吸気口から空気を取り入れ、排気口から屋内の空気を排出する仕組みです。吸気口は主にリビングや寝室などの居室に、排気口は浴室やトイレといった水回りについています。

 

つまり吸気口と排気口の間には常に空気が流れていることになり、居室と水回りの両方をつなぐ間にあるのが廊下です。多くの廊下は直線で長さもあるため、室内干しに適しています。

 

24時間換気設備が付いていない家でも、1日中換気扇を回していることが多い浴室に隣接する、洗面脱衣室も空気の流れのよさは同様です。空気の流れがあるところ・作れるところに洗濯物を干し、サーキュレーターとの併用で、より早くスッキリと洗濯物を乾燥させることができます。

 

 

サーキュレータの設置場所

サーキュレーターは部屋干しでも洗濯物をスッキリと乾かしてくれますが、設置場所を間違えては効果が薄くなってしまいます。ではどのような場所に設置すればよいのでしょうか?

 

洗濯物の種類にあわせてサーキュレーターの置き場所を変えましょう。丈の短い洗濯物のときは、真下から空気を通すようにすると早く乾きます。逆に丈が長いときは、全体に風が当たるように斜めに設置するのがおすすめです。

 

洗濯物の量でも調節するとより効率が上がります。多くの洗濯物を乾かすときは、首振り機能を使って全体に風を当てると効果的です。

 

このほかにも冷房中には冷気がたまっている低い位置に置き、暖房中には暖気がたまっている天井に向けると、効率よく換気と乾燥をおこなうことができます。エアコン使用時には、エアコンに背を向けるように置くことで、循環がよりよくなるためおすすめです。

 

 

サーキュレーターにはどんなのがある?

サーキュレーターにはさまざまな機種があります。機能面はもちろん、デザイン性にも優れた商品が数多く売り出され、選択肢は広いです。機能面やデザイン面でどのようなサーキュレーターがあるのかご紹介します。

 

機能面が充実

音が静かな低騒音ファンや、活性炭脱臭フィルター付きで部屋の臭いも除去してくれるもの、風量の選択肢が多いものなど各機種で特徴を出しています。

 

重量が軽いものも多く、中には机に取り付けて扇風機として使えるものまで選択肢は広いです。

 

このほかにもタイマーやリモコン機能が付いていたり、部屋干し用に除湿機能が付いたものも売られています。サーキュレーターもその利便性にさらに付加価値が付いたものが登場し、多機能化が進んでいることも考慮に入れて、必要に応じて選ぶとよいでしょう。

 

デザイン性に優れておしゃれ

スタイリッシュといわれるデザインでも、無駄を省いたシンプルなデザインの物から、ファンを支える脚の形にこだわったものなどさまざまです。中にはボックス型の大きな羽のサーキュレーターもあります。

 

小さなお子さんがいる家庭や、「ほかの人とはかぶりたくない」という独創的なデザインを求める方には、羽根がないのにきちんと風が出る個性的な見た目のサーキュレーターもあるので、ぜひいろいろ比べてみてください。

 

おわりに

サーキュレーターは部屋干しの強い味方です。機種も豊富に揃っていることから、生活スタイルや好みにあわせて選ぶことができます。花粉や黄砂、PM2.5など、部屋干しにしなければならない理由も増えている今、ぜひサーキュレーターを取り入れて快適な部屋干しを楽しんでください!