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ガーデニング
河村ゆかり

苗の選び方で収穫量が左右される!夏野菜の苗選び成功ポイント

トマト、ナス、ピーマンなど、今、自分で夏野菜を育てる人が急増中!ビギナーはよい夏野菜苗選びが、野菜栽培の成功を左右する大きな分かれ目に。外せないチェックポイントを伝授します。

「大きい苗がよい」とはいいきれない!夏野菜の苗選びのコツ

夏野菜の苗は、ホームセンターや園芸店、ネットショップなどで手軽に購入できますが、ちょっと待って。まずは「健康的で育てやすい夏野菜苗の見分け方」を知ることが肝心です。よい苗が入手できれば、格段に野菜栽培が楽になりますよ。

夏野菜栽培を成功させるには苗の選び方と時期が重要

野菜栽培の初心者は、夏野菜をタネから発芽させて育てるより、苗を購入して栽培をスタートさせるほうが安心です。ホームセンターなどに並んでいる苗のサイズまでタネから育てるとなると、数週間はかかるうえ、相応のテクニックや環境も必要で、うまく育つとは限りません。

また苗選びは「苗半作」、つまり苗の良し悪しで収穫量が決まるという言葉があるほど重要なポイント。いくら栽培テクニックにたけていても、不健康な苗や成長不良の苗を収穫まで育てるのは大変です。

同じように、苗を買う時期も大切。夏野菜の苗は農家の温室で育てられ、本来の植える時期よりも早めに出荷されることが多々です。

夏野菜の苗は購入後、すぐに植えるのが基本ですが、オクラやゴーヤなど、生育適温が高めの野菜は要注意。

まだ生育適温に達しないうちに家庭菜園やコンテナに植えてしまうと、うまく成長できないこともあるため、苗の購入前にぜひ確認してください。

病気のない健康な苗の見分け方

夏野菜の苗を選ぶ際は、 葉が茎についている部分「節」に注目。節と節の間を「節間」と呼びますが、節間が間延びしてひょろひょろと育った「徒長苗」は、不健康な苗の証拠。日当たり不良な場所で育てられた苗によく見られます。

葉が虫害にあって欠けたり、穴が空いてたりする苗はもちろんのこと、下の葉が黄色くなっている苗も避けて。苗が老化している可能性があります。

健康な夏野菜苗は、節間が詰まって茎が太くがっちりしています。苗ポットの底穴から白い根が少しだけ見えていれば、根をしっかりはっていて植え時に達したサイン。ただし、たくさんの根がはみ出したものは、植え時を過ぎてしまった老化苗なので注意して。

健康に育ち老化もしていない苗の葉は、色が濃くみずみずしい状態です。さらに、双葉が残っている苗がベスト。双葉の存在は苗に十分な栄養分が蓄えられている証拠で、植えつけた後も順調に生育するでしょう。

自根苗より高価でも、病気に強い「接木苗」がおすすめ

夏野菜の苗は、「自根苗」と「接木苗」に大別されます。野菜のタネを発芽させ、そのまま成長して苗になったものが「自根苗」。

「接木苗」は茎を途中でカットして、短い茎と根だけになった「台木」に、収穫したい野菜の茎上部「穂木」を接続したものです。台木には、穂木がかかりやすい病気に耐性があるなど、強健種が選ばれます。

とても美味なのに耐病性が弱い品種の場合、自根苗では病気によって収穫量が少なくなり、最悪は枯死することも。接木苗なら台木の強い性質に助けられ、病気に負けずたくさん収穫できる、というわけです。

接木苗は自根苗に比べ、作るのに技術や手間が必要な分、自根苗よりも高価に。それでも、耐病性が増すなど育てやすさ、収穫量への期待を考えれば、ビギナーには接木苗のほうがおすすめです。

トマトやナスは花芽がついた苗が安心

トマトやナス、ピーマンなどナス科の夏野菜は、最初に咲いた「第一花」に実がつくと、以降の花つきや着果がスムーズになるという性質があります。

たとえばナスの第一花は、7~9枚目の葉の間につきます。苗に花やツボミがついていれば、有望株と判断できるのでぜひチェックして

ナスやオクラの苗は小さめをセレクト

ナスやオクラの根は、太い根「主根」がまっすぐに土中に伸びていく「直根性」が特徴です。ダイコンやニンジンも直根性の仲間で、畑やコンテナに種を直まきして育てるのが一般的。直根性の野菜は、主根に傷をつけると成長不良になるため、植え替えを避けるのが原則なのです。

ナスやオクラは苗から育てることも珍しくありませんが、苗ポットの中で育ちすぎると主根が途中で曲がり、老化してしまいます。いったん主根にダメージが加わると、畑やコンテナに定植しても上手く育たなくなりがち。

よって、直根性のナスやオクラの苗を選ぶ際には、大きく育ったものよりも、小ぶりな幼苗を選ぶのがポイントなのです。

おわりに

いかがでしたか? 健康的なよい夏野菜の苗を選ぶことができれば、ビギナーだって収穫の喜びを体験できます。自分で育てた野菜の味は格別ですよ!