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暮らしの工夫
Pacoma編集部

電気代の節約術4選【無理せず貯金できる】

今日から始められる電気代の節約術! こまめな努力で年間にかかる電気代の費用がこんなに変わる!? 節約していたつもりだった方も今一度確認してほしい節約術を、節約できる費用の目安付きでご紹介します。【プロのFP監修】

すぐにできる節約術4選

まずはすぐにできる電気代の節約方法を4つご紹介します。どれも今すぐ始められることばかりで、費用もかかりません。ご紹介する4つの節約方法を行うだけで、合わせて年間約14,640円の節約が期待できます。
なお、ここで使っている消費電力や電気料金などのデータは、注意書きがない限り、経済産業省資源エネルギー庁作成の『省エネ性能カタログ 2017年夏版』をもとにしています。

出典:経済産業省資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ2017年夏版

 

【約2,250円/年節約】エアコンの温度を調整する

© PIXTA

毎年、冬と夏に大活躍してくれるエアコンは、使い方ひとつで電気代が節約できます。簡単なエアコンの節電方法は設定温度を変えることです。環境省は、冬の暖房時の室温を20℃、夏の冷房時の室温28℃を目安にすることを推奨しています。
例えば、冬の暖房時にエアコンの設定温度を21℃から20℃に1度下げるだけで、ひとシーズンで約1,430円の電気代の節約が可能です。夏の冷房時なら設定温度を27℃から28℃に1度上げるだけで、ひとシーズンで約820円の電気代の節約ができます。
合計すると年間約2,250円の節約になります。(2.2kWのエアコンを1日9時間使用した場合)

ちなみにエアコンを実際に使う際に悩んでしまうのが「つけっぱなしの方がいいか、こまめにスイッチをつけたり消したりする方がいいか」という問題でしょう。答えは「ずっと家にいるならつけっぱなし、数時間使わないならスイッチを切る」です。
なぜなら、エアコンは設定温度まで室温を上げたり下げたりするときに大きな電力を使うからです。

エアコンを利用する場合に、あわせて行うと節電効果が上がる方法もご紹介します。

  • フィルターをこまめに掃除

月に1~2回、フィルターの掃除をしましょう。フィルターの目が詰まった状態でエアコンを使うよりも、暖房時で約6%、冷房時で約4%、消費電力を抑えることができます。

  • 扇風機やサーキュレーターを併用して効率をアップ

扇風機やサーキュレーターをエアコンと同時に使うと、冬には上に集まりがちな暖気を循環させることができ、夏には風を体に当てることによって体感温度が下がります。

 

【約4,070円/年節約】冷蔵庫の工夫

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家電製品の中で一番電気を消費するのは、年中無休で働く冷蔵庫です。冷蔵庫は置き方や使い方をひと工夫するだけで、大きな電気代節約が期待できます。
まず、冷蔵庫の置き場所をチェックしましょう。冷蔵庫の周囲には5cm以上のすきまを空けます。冷蔵庫は上と左右が壁などにくっついているとうまく放熱できずに効率が下がります。適切なすきまを空けることによって消費電力が減り、年間約1,220円の電気代の節約に。
次に、冷蔵庫内の温度設定を確認しましょう。ほとんどの冷蔵庫には「弱・中・強」と温度調節ができるダイヤルがあります。このダイヤルを「強」から「中」や「弱」にすると消費電力を減らすことが可能です。例えば、部屋の温度が22℃で、冷蔵庫の設定温度ダイヤルを「強」から「中」にした場合、年間約1,670円の節約になるとか。

さらに節電する方法は、冷蔵庫にものを詰め込みすぎないことです。ものを詰め込み過ぎると冷気の流れが悪くなり、均一に冷えなくなります。冷蔵庫に常温でも保存できるものを入れていませんか?
例えば、玉ねぎやニンニク、イモ類などは、常温保存した方がいい食品です(ただし、カットした後は冷蔵庫へ)。冷蔵庫に詰め込んだものを半分に減らすと、年間で約1,180円の電気代の節約が期待できます。

 

【約5,300円/年節約】照明の節約

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冷蔵庫とほぼ並ぶくらい電気代がかかる家電製品は照明器具です。まずは「電気をこまめに消す」ことから始めましょう。
例えば、54Wの白熱電球をつけるのを1日1時間短くしただけで年間約530円の電気代の節約になります。そこで玄関の白熱電球を一日10時間つけっぱなしにするよりも、「必要なときだけつける」ようにするだけで、1日10時間弱、年間にして約5,300円の電気代の節約が可能です。
使っていないのに電灯を長時間つけっぱなしにしている場所はありませんか? 
トイレや廊下、ダイニングや寝室。使わないときは照明をこまめに消しましょう。

 

【約3,020円/年節約】待機電力の削減

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(財)省エネルギーセンターの調査(2012年版)によると、一般家庭の待機電力は全消費電力の約5.1%を占めています。
また、この調査では、待機電力などの主電源をオフにした場合は19%、電源をオフにしても大丈夫な家電製品のプラグをコンセントから抜くことによって49%の待機電力の削減が可能と試算しています。
この19%、49%の数字を電気代に換算すると、前者が年間約1,190円、後者が年間約3,020円です。

出典:一般財団法人省エネルギーセンター 平成24年待機時消費電力調査

ただし、待機電力の節約で注意しなくてはならない点は、プラグを抜いても問題がない家電製品とプラグを抜いてはいけない家電製品の見極めです。
まず、プラグを抜いてはいけない家電製品には次のようなものがあります。

  • タイマー機能を使う機器(ブルーレイ・DVD録画機、タイマー利用時の炊飯器など)
  • 常時接続を前提とする機器(冷蔵庫、給湯器、電話機・ファックス機、インターホン、インターネットのモデム・ルータ-など)
  • 安全上問題がある機器(冷暖房シーズン中のエアコンなど)

これらの機器は、リモコンなどで主電源をオフにするか、機器に付いている節約モードを利用することがおすすめです。

一方、プラグを抜いてもいい家電製品の例としては、テレビやパソコンのディスプレイ、パソコン本体、プリンター、タイマーを使わないときの炊飯器、使用しないときの電気ポット、シーズンオフのエアコンなどがあげられます。
また、トイレの電気便座も利用しない時間の方が長い機器です。夏は便座の暖房機能を使わない、便座カバーをかけて暖房機能を一年中使わない節電方法もあります。

 

基本から見直し!電気料金を見直す

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2016年4月に電力自由化が始まり、低価格をセールスポイントにした新電力会社が数多く参入しています。その結果、電気の契約プランを見直すことで電気代が安くなるケースが多くなってきました。
ここでは電気料金の契約の見直しについてご説明します。

 

契約プランの見直し

新電力会社の参入で契約プランの種類が増えています。夜間の電気料金が安くなるプラン、全時間帯で電気代が安くなるプラン、インターネット・携帯電話・都市ガスなどとのセットで全体の料金が安くなるセット割引など、料金プランはさまざまです。
さらに、独自のポイントサービスを提供する会社もあります。

各社の料金プランを比較するには、電気料金を比較するサイトが便利です。必要事項を入力するだけで、自分の使い方に合った安い料金プランをリストアップしてくれます。
電気料金だけでなく、インターネット料金や携帯電話料金なども含めて、いろいろな観点から比較検討してみてはいかがでしょうか。

 

契約アンペアの見直し

各社共通で電気料金が安くなる方法は、契約アンペア数を下げることです。契約アンペア数が少なくなれば電気料金は安くなります。
例えば、東京電力の場合、一般家庭に適用される「従量電灯B(10A~60Aまでの契約)」のひと月当たりの基本料金は以下の表のとおりです。

出典:東京電力エナジーパートナーTEPCO

しかし、電気代が安くなるからといって、必要以上にアンペア数を下げてしまい、ブレーカーがすぐに落ちてしまうようでは生活上不便です。自分の生活に合ったアンペア数を見つけるには、もっとも電気を使う冬を目安にしましょう。
例えば、常時使用する冷蔵庫(2.5A)やエアコン(6.6A)に、IH炊飯器(13A)と電子レンジ(15A)、液晶テレビ(2.1A)を同時に使うとすると合計39.2Aです。これを上限と考えると必要アンペア数は40Aになります。

※各家電製品を使用したときのアンペア数は、TEPCOのサイトの想定値を参照。

 

プラスアルファで節約

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ここまではすぐにできるものや費用がかからないものを紹介してきましたが、次に紹介するのは手間と費用をかけて電気料金を節約する方法です。経済的にちょっと余裕があるときに実施することをおすすめします。

 

窓の断熱で節約(約4,500円/年)

冬の暖房時・夏の冷房時の大敵は熱が出入りしやすい窓です。窓を通して出入りする熱を防ぐことができれば、エアコンなど冷暖房にかかる電気代の節約になります。そこで、比較的手軽に安く窓の断熱をするには窓に断熱シートや断熱フィルムを貼る方法です。
窓用の断熱シートや断熱フィルムには、気泡緩衝材の断熱シート、薄い空気層が入った断熱シート、アルミをベースにした断熱フィルムなど、いろいろな種類が販売されています。また、冬用、夏用、オールシーズン用とあり、貼ったりはがしたりが面倒な人は、貼りっぱなしにしておけるオールシーズン用がおすすめです。
そのほか、カーテンを厚手のものにする、断熱効果があるものにするなど、カーテンに工夫をする方法もあります。もちろん、断熱シートとカーテンを併用してダブル効果を狙うことも可能です。これらの窓の断熱対策によって室温が2~3℃は違ってきます。例えば、冬にプラス2℃、夏にマイナス2℃の効果があれば、エアコンの電気代は年間で約4,500円の節約になります。

 

省エネ商品への買い替えで節約(約11,190円/年)

古い家電製品を最新の省エネタイプに買い替えることも電気料金を減らす節約があります。
例えば、2.8kWクラスのエアコンの場合、2016年型エアコンは、10年前の2006年型エアコンと比べると、消費電力が約7.5%減り、年間で約1,780円の電気代の節約になります。また、最近のエアコンには、設定温度を控えめにしても快適に感じるよう自動運転してくれる「エコ自動」が付いた機器が多く、冬の寒さや夏の暑さが強いときには便利です。
また冷蔵庫も、容量が401~450リットルの冷蔵庫の場合、2015~2016年型冷蔵庫は、10年前の冷蔵庫と比べて、消費電力が約40%以上の削減になっています。これを電気代に換算すると年間7,000円前後の節約です。

そのほか、消費電力の大きさを誇る照明器具は例えば、60W相当の白熱電球を電球型LEDランプに取り替えた場合は年間約2,410円、電球型蛍光ランプに取り替えた場合は年間約2,270円の電気代の節約になります(1日5.5時間点灯した場合)。

 

電力の自由化にともない、選択可能な電気会社が増えています。まずは、電気の無駄な使い方を知ることや、すぐに実行できる節約術をコツコツと続けていくことが大切です。今日からはじめてみてはいかがでしょうか?

おおいみほ

2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP)。銀行にて、預金商品やローン商品、クレジットカード商品の商品企画・管理業務を経て、現在はウェブサイトなどで個人向けにマネーや税金、社会保険など、生活に関連した記事を中心に執筆中。