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カルチャー
Pacoma編集部

ご自宅拝見。タレントDIYer 西方凌さんの手作り家具がことごとくプロレベルだった!

タレントとして、そして素敵な家具DIYerとして注目を浴びる、西方 凌(にしかた・りょう)さん。 西方さんが作る家具は、どれもヴィンテージ感が漂うスタイリッシュな佇まいが魅力!リビングを彩る理想の家具作りの秘訣とはいかに? お笑いタレントのキム兄こと木村祐一さんの奥さんとしても知られる西方さんのご自宅に快くお招きいただきました!

元左官職人!タレントDIYer

―ギャップが素敵!

西方 凌(にしかた・りょう)さんは、そのキュートな外見とは裏腹に「元左官職人」という驚きの経歴を持ちます。技術を活かした家具作りは、DIYの垣根を越えるあまりのハイクオリティーさが話題に。男前なDIYっぷりが注目されているんです。

―お笑いタレントのキム兄こと木村祐一さんの奥さん!

西方さんは、お笑いタレントの木村祐一さんの奥さんでもいらっしゃいます。時に、テレビ番組では二人揃っての出演でお茶の間を沸かせていますよね。主婦、タレント、DIYerとしての活動。そして、2016年11月29日には待望の第一子となる女の子を出産され、母としての顔も加わり幸せムードいっぱいに。

 

DIYを始めるきっかけ

―そんな西方さんがDIYを始めたきっかけとは?

「本格的に始めたのは2年前にこの家を建てたときです。きっかけはコスト削減でした。最初に建築費用の見積もりを見たときに“インテリア代:100万円”という項目があって。これはなんだろうと思ったら、カーテンや棚など、引き渡し時にあるインテリアの値段だったんですね。それで「これは0円にしたい」と思い、手作りにするので必要ありませんと断ったんです。」(西方)

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それから独学でDIYを学び、材料や工具を揃えていったんだそう。
今では、プロ顔負けの素敵な家具を手作りされちゃうんですよ!
才色兼備な西方さんから学ぶ、「理想の家具作り」とはいかに?5つの秘訣をご紹介します。

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西方 凌(にしかた・りょう)

1980年生まれ。愛知県出身。短大卒業後、左官職人として働きながら日本テレビ系恋愛トーク番組『恋のから騒ぎ』に出演。第9期生として2002~2003年の全ての回に出演し、「左官屋」の愛称で親しまれた。2004年よりタレントとして活動を開始。CM・PV・雑誌に活躍の場を広げる。2011年によしもとクリエイティブ・エージェンシーに移籍。2012年 5月に、タレントの木村祐一氏と結婚。自身のブログでは、自らが手がける子供服ブランドの情報や、本格的な自宅DIYの様子などを発信している。
2016年11月に待望の第一子、女の子のお母さんに。
西方凌オフィシャルブログ

1. 使っているシーンをイメージすること

日々の動きを考える

家族団らんの時間、キッチンで調理をする、リラックスタイムなど。日常のシーンをイメージし、日々の動きを考えることで「必要な家具の形が見えてくる」と話す西方さん。DIYに取り掛かる前、設計図を書く前に、より具体的なイメージを膨らませることが大切なのだそう。

リビングに置くテーブルならば、サイズはどのくらいが良いか。食器棚ならば収納力はどうするか。それに、素敵な家具がある日常を想像すると、ワクワクしてきますよね。楽しい気持ちが、より良い家具作りへの一歩に。 

2. 頭の中のイメージを具体的に描き出すこと

DIYノートを作ろう!

どんな家具が必要か、そして欲しいのかが整理できたら、イメージを具体的に書き出すこと。それには、DIYノートを一冊作るのがオススメです。デザインや細かな寸法、イメージを図面にする。一つ一つを決めていくうちに、DIYヘの意欲もアップしていきます。

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ネジの数や接着部のディテール、思いつくことはどんどん書き出していきます。収納したいもののサイズから逆算して、寸法を決めるのも一つのアイデアです。さらには製作手順を箇条書き。そこで生まれた疑問点、そして解決法も書いておくと組み立てがしやすいとのことです。

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大きな家具はマスキングテープで壁に下書き

DIYノートに図面が書けたら、マスキングテープで壁や床に「下書き」をするのが西方さん流。確かに、実際に作ってみたら「意外と大きかった」とか、「もう少し高さが欲しかった」などの相違は生まれやすいですよね。そんな後悔をしないためにも、欠かせない一手間ではないでしょうか。

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3. 用途に合った素材選びを

ヒントはホームセンターに

西方さんは、用事もないのにホームセンターやDIY専門店によく行くそうです。そこで、何に使うか分からないパーツを見つけては、「こんなものがあるんだ」という発見が、新たなアイデアを生むのです。

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DIYにおいて素材選びは大切なポイント。木材ひとつにしても様々な種類がありますよね。耐久性や質感など、よく分からない場合はホームセンターの店員さんに尋ねて教えてもらうと良いでしょう。

素材  

4. 実用性をプラスする

使いやすくカスタム!

DIY家具の着地点は、日常のシーンで「使用すること」です。デザインにこだわるのも大切ですが、やはり実用性もきちんと考えることが醍醐味ではないでしょうか。食器棚であれば、食器を収納すること→清潔でなければならない→ホコリが入らないように対策する。内部にすのこで段を設ければ、お皿はスムーズに取り出せるうえに収納力を底上げするでしょう。紐解いていくように考えると、どんな実用性が必要なのかが見えてきます。

実用性

テーブルならば、リモコンがしまえる収納スペースを作ったり。使いやすいよう自由自在にカスタムすれば、作った家具への愛着が強くなりますよね。毎日使う物であれば、なおさら無駄をなくすことが大切。この隙間に入る棚が欲しい、これを飾る棚が欲しい。西方さんは「自分で作る家具の最大の魅力はジャストサイズ家具になるところだと、私は思っています」と語ります。

テーブル

5. 一手間で、数段美しく仕上げる

「アイアン塗料」で男前な仕上がりに

美しく仕上げるためには一手間を惜しまないこと。いま流行りの「男前」な趣に仕上げるなら、「アイアン塗料」がオススメです。薄め液で少し伸ばしてから塗り、乾かしたあとに二度塗り。さらに仕上げにスポンジで擦っていきます。アルファベットの木材に塗ったビフォーアフターを見てみると、この一手間があるかないかによって、質感差が一目瞭然ですね。(左の写真が2度塗りして乾かした木材。右が擦った後。)

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「アンティークリキッド」でヴィンテージ感を

こちらは、西方さんがお気に入りの塗料 「アンティークリキッド」です。好みのカラーにペイントを施したあとに塗ることで、使い込んだようなヴィンテージ感が漂う仕上がりをつくることができる優れもの。

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乾いた布に少量つけて、ポンポンと叩くように塗り込んでいきます。全体の色調バランスを見ながら、さじ加減を調整するのがポイントです。手作りの家具が、まるでアンティークショップに並ぶ年期の入ったような趣に。奥ゆかしい佇まいは、お部屋の雰囲気をお洒落に演出してくれるでしょう。

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イメージして、計算・書き出し・DIYが大切!

理想の家具作りはイメージ、計算、書き出しが要となります。西方さんの本格的なDIYerっぷりには、そんな秘訣がギュッと凝縮されているのです。一生懸命DIYした家具は生活の一部となるでしょう。
より居心地の良いお部屋作りも考慮して、みなさんも素敵なDIYライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。