お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
カルチャー
鈴木 絵美里

バッファロー吾郎・竹若さんのオシャレなお家に行ってきた!ゼロからDIYって…匠すぎです

2013年に現在のお家を建てられた、お笑いコンビ「バッファロー吾郎」の「元レフト」こと竹若元博さん。驚くことに、ほとんどの内装はご自身で手がけたものだそう。そのあまりの完成度の高さに、周囲から注目が集まっています。今回はそんな竹若さんのご自宅へ訪問し、DIYの方法や作業のポイントをたっぷり伺ってきました。

「やらんでええんやったらやらなかった」 竹若さんが明かす、一軒家DIYのきっかけ

wktk05

▲玄関を入ると、キッチンとリビングの間にどーんと抜ける「土間」

― 今日はお邪魔させていただき、ありがとうございます。入ってすぐの土間もとても素敵で驚きました。お家を建てることになったきっかけは何だったのでしょうか?

この家を建てるまでは東京の世田谷で一軒家の借家に住んでいました。やがて上の子が幼稚園に通うようになると、お友達も家に呼んで遊ぶ機会が増えてきました。でも、あまり広さがないから、なかなか大勢は呼べない。
それがきっかけで、子どもたちが毎日楽しく過ごせる環境について考えた結果、姉弟ふたりいますし、やはりもう少し広い家を持ちたいな、と思うようになったんです。

wktk03

▲静かな郊外に建つ竹若さんのマイホーム。とても手作りには見えない完成度。

― その時点で、すでにご自身で家をDIYすることは決めていたのですか?

いや、はじめは全く想定していませんでした。
理想や希望を叶えようとすると費用が膨らんでしまい、抑えるためには何かしら削らなアカんところが出てくる。でもそれは嫌だったので、少し郊外の場所を選んだり、自分たちでできることはやったりという手段にたどりつきました。なかなか大変な作業なので「是が非でも自分でやりたい!」ってわけではなかったですね。やらんでええんやったらやらないって感じで(笑)。

wktk10

▲前の家では「ドア開けて!」とよく鳴いていたという飼い猫のツユちゃん。しきりの少ない今の家では、移動のストレスも減ったのか、性格も落ち着いたそう。

― でも、なかなか「自分で家を作る」という発想になりませんよね。もともとよくDIYをしていたのですか?

すきま家具的なものは昔から結構自分で作っていたので、それなりの自信はありました。でも、床張りとか壁塗りに関してはズブの素人でしたね。
なので、図面や基礎の部分、作業のとっかかり部分は、プロにお願いしました。たくさんのハウスメーカーさんに設計案を出してもらって、そのなかから、アイデアが特徴的で、かつ「自分たちでできる限りやってみる」ことを応援してくれた『プランボックス』さんにお願いすることに決めました。

wktk01

▲土間を挟んでリビングが見渡せるキッチン。家族と会話を交わしながら、家事をすることができる。

― プランボックスさんとは、どういう話し合いのなかで、どのように役割分担を決めていったのでしょうか?

まず、希望を全部詰め込んだ図面を作っていただきました。そこから、予算内に収まるために削るべき部分を洗い出すと、現実の落とし所が見えてくる。でも「ここをご自分でやっていただくと元の案通りにできます。こっちも……」とひとつひとつ言われて、「わかりました」「わかりました」「わかりました」と繰り返していった結果、ほぼ自分でやることになってしまいました(笑)。

 

何より大事なのが下準備!きっちりと想定をすることが後からの作業を軽減してくれる

― 家づくり未経験のなかで、実際の作業はどのように進めていったのですか?

まず職人さんがとっかかりの部分を担当し、その作業を見て、教えてもらい、残りの大部分を僕がやる、という順番でやっていきました。壁塗りなど、技術の習得に時間がかかりそうなものは文化教室に通って習いました。

wktk09

▲「最初のいくつかを職人さんが作り、それを見て僕が残りを作りました」というキッチンの引き出し

― ちなみに作業用の道具もご自分で調達されたのでしょうか?

インパクトドライバーと電動丸ノコは購入しました。木材はカットしてもらうと費用がどんどんかさんでしまうので、自分で切っていましたね。
あと、職人さんや大工さんがめっちゃかっこよくて、自分からどんどん話しかけて質問していたら「この目地を磨くのにはこの道具、使ってみるといいよ」と貸してくれたりして(笑)

wktk11

▲DIYerには必須のインパクトドライバー。3千円〜数万円まで多くの種類があるので、自分に合う一台を見つけよう!

― 作業のなかで一番難しかった部分を教えていただけますか?

どの部分にしても、「作業を始める前」の段階がいちばん大変でした。
たとえば、床のタイルを配置するときは、タイルのカット部分が少なくなるよう、事前に縮尺した図を作って想定する。塗料を塗るときは、周りに飛んでも大丈夫なようにマスキングする。珪藻土が中に浸透しないようにビス穴をコーティングしておく、などの「準備」。

wktk06

▲キッチン床のタイルも自分でカット。なるべく少ないカットで済むように、事前に製図を作り、シンクの位置などを調整したそう

こういう、やってもやっても形としてなかなか見えない地味な段階が、DIYのしんどいところかもしれません(苦笑)。「1日、これだけがんばったー!」と思って部屋を見回したとき、景色がほとんど変わっていないのが辛いんですよね。でもね、そういう下準備をちゃんとやっておかないと、作業を始めたあとが大変なんです。

― 人生の教訓のようです……。作業時に大きな失敗や後悔はなかったのでしょうか?

そうですね。逐一、奥さんにも相談しながらやっていったので、仕方なく調整した部分は奥さんもわかってくれているし、後から何か見つかっても、自分でやっているので修繕も自分でできるんです。それは自分で家づくりをする大きなメリットのひとつかもしれない。たとえば子どもが壁にぶつかったりして何かが破れたとかハゲた、となっても自分で直せるので怒る必要もありません(笑)。

wktk08

▲小学生の長女と長男が使う子供部屋は、もう少し大きくなったら中央に間仕切りを作る予定だそう

― 実際に家づくりをして学んだ・体得した「コツ」はありますか?

「大体」で始めないことが重要ですね。最初に製図を作って、幅やカットの方法まで考える。それから、よりカットが少なく、使う量も少なく済むように材料を買ってくる。
ざっくりこのくらい買ってきて、後から切り出すっていう方法では、じつは全然うまくいかないんです。配置設計や強度の想定にしっかり時間をかけておけば、材料費もおさえられて、無駄な作業も発生しない。まぁ結局、確認してからやったほうがトータルで考えると早くて安いってことですね。

wktk02

▲もちろんこのウッドデッキだって竹若さんの手作り

また、「壁塗りは広い面から始めるのがコツ」と教室で教わったのですが、勇気が湧かず、面積が小さくて目立たない2階のトイレから始めました。でも……結局うまくいかなかったですね。広い面でダイナミックに身体を動かしたほうが習得が早い、ということを知りました。

 

「こういうものを作りたい」という具体的なイメージがある人には、DIYはすごく向いている

― 最後に、ずばり竹若さんの思うDIYの魅力をお聞かせください。

まず、「イメージにぴったりはまる気持ち良さ」ですね。
少々お金を出せば、サイズやデザインがイメージに近いものは見つかるんですけども、全くイメージ通りというのは難しいこともあります。でもDIYなら、多少の拙さがあったとしても、スペースにぴったりはまって、デザインも好みのものを実現できる。この、はまった瞬間というのがすごく気持ちいいんです。さらに価格も抑えられたりすると、ニヤニヤが止まりません(笑)。

wktk07

▲家族が使う1階の水回りは、あえて間仕切りをなくしコストを削減

なので、「こういうものを作りたい」っていう具体的なイメージがある人には、DIYはすごく向いてます。ある程度イメージさえあるならばそこに向けて技術を向上させていけばよいので。

それから、「制限がある」という点も魅力のひとつ。実はこの「制限」がDIYをさらに楽しくする要因になっていると思うんです。

wktk04

▲「個室である必要はなかったので」と、2階の廊下に配置された竹若さんの書斎

お金をかけて作れるなら、あれこれ工夫する必要ってないんですよ。コストやスペースの制限があるからこそ、「いかにこの部分を工夫してやるか」を考えるのが楽しかったり、達成感にも繋がってくるんです。

― ありがとうございました。

 

予選は7〜11月まで各地で開催! 竹若さんも参加する「ダイナマイト関西2016オープントーナメント大会」を要チェック!

2016top

完全ガチ大喜利!! 「ダイナマイト関西2016オープントーナメント大会」開催!

決勝大会は、2016年12月25日、都内ホール会場にて。

詳しくは、http://www.d-kan.net/をチェック!

 
 

撮影/鈴木智哉