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インタビュー
照沼 健太

タレントDIYer 西方凌さんインタビュー「自作の家具で新居を100万円節約!」

タレントとして活躍される一方、木村祐一さんの奥さんであり「DIY女子」でもある西方凌さんにクローズアップ! 自身のブログで本格的な自宅DIYを披露している西方さんのご自宅に伺い、DIYをはじめたきっかけや、その魅力について聞きました。

新築をきっかけに始めたという、西方凌さんのDIYにクローズアップ!

第2回目のPacomaコラムは、タレントとしての活動だけでなく、子供服ブランドを手がけるなど多方面での活躍をされている西方凌さんにクローズアップ!

ブログでも魅力的なDIY作品やその制作過程を披露されている西方さんがDIYをはじめたきっかけや、魅力とはなんなのでしょうか?

西方 凌(にしかた・りょう)

1980年生まれ。愛知県出身。短大卒業後、左官職人として働きながら日本テレビ系恋愛トーク番組『恋のから騒ぎ』に出演。第9期生として2002~2003年の全ての回に出演し、「左官屋」の愛称で親しまれた。2004年よりタレントとして活動を開始。CM・PV・雑誌に活躍の場を広げる。2011年によしもとクリエイティブ・エージェンシーに移籍。2012年 5月に、タレントの木村祐一氏と結婚。自身のブログでは、自らが手がける子供服ブランドの情報や、本格的な自宅DIYの様子などを発信している。
西方凌オフィシャルブログ

 

最初のDIYは、製図を書き、紙の上で何度も失敗してから挑んだ

―西方さんがDIYを始めたきっかけはなんだったのでしょうか?

本格的に始めたのは2年前にこの家を建てたときです。きっかけはコスト削減でした。
最初に建築費用の見積もりを見たときに“インテリア代:100万円”という項目があって。これはなんだろうと思ったら、カーテンや棚など、引き渡し時にあるインテリアの値段だったんですね。それで「これは0円にしたい」と思い、手作りにするので必要ありませんと断ったんです。
だから、引き渡しのときには、業者の方に「未完成でお渡しする感覚です」と言われるくらい、スケルトンな状態でした。

—初めての作品は?

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この棚です。キッチンの壁面にぴったりな、コップ1個分の奥行きの棚が欲しいと思ったのですが、そういう物は探しても売ってないということで、自分で作ることにしました。

—初めての作品とは思えないくらい本格的な棚ですよね。

でも、とても苦労したんですよ。まだ電動系の工具を持っていなかったこともあり、手で木を切っていたのでよく見ると歪んでいるんです。アンティーク風にすることでごまかしています(笑)。

—はじめに材料を買いに行ったり工具買ったりするのはどうしました?

基本的にはネットで揃えました。

—先生的な人もいなかったんですか?

完全に独学です。ネットで「DIY 食器棚」と検索すると丁寧に説明してくれている先輩方がたくさんいるので、そういう方々のサイトで調べて真似することから始め、自分で製図を書いて、そこから材料や工具を買い揃えました。

—製図ですか! DIY初心者の女性で製図を書かれる方ってなかなかいないですよね?

短大が建築科だったこともあり、一応製図を書く勉強もしていたんです。もうほとんど内容は覚えていないんですけどね(笑)。

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—製図を書くことによる利点はありますか?

紙の上で失敗しておかないと、絶対に本番で失敗するので、製図は大切だと思います。棚の場合だと、扉が手前に開く場合はどこに蝶番をつけるのかとか、きちんとイメージしてから作らないと上手くいかないので。そうした紙の上での失敗はかなり繰り返しましたね。寸法はミリ単位で出しましたし。
 

お手本は本物のアンティーク家具。フランス老舗カフェの世界観を再現した

—西方さんのDIY作品はアンティーク調の作風が印象的ですが、その着想はどこから来ているのでしょうか?

ちょうど土地を準備する頃、主人とフランスに行ったのですが、そこで入ったクロワッサンの老舗カフェが、家具や床などが全部ウォールナット材ですごく素敵だったんです。それまで特にアンティークに興味はなかったんですけど、なんだか歴史を感じて、その雰囲気がすごく好きになったんですね。でも本物のアンティークはとても高いので、作ってしまおうと。

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—日本でもアンティークショップなどは見て回ったのですか?

はい、アンティークショップで本物のアンティークの棚を見て、こうなっているんだとメモしたりしましたね。傷のつきかたなど、かなりディテールの細かいところまで見ました。

—そうしたこだわりについてご主人に話したりしますか?

色々とこだわりを教えるんですけど「へー、すごいね」しか言わないんです(笑)だからいつも適当に聞いてるのかなって思ってたんですけど、ホームパーティーなどで人が来たときには、意外と細かい説明をするんですよ。それで「あ、聞いてたんだ!」とびっくりしました。微妙に説明が間違ってたりするんですけどね(笑)

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—ここまで本格的なDIY家具が並んでいると、お友達からも作ってと頼まれるんじゃないですか?

実際に友人にダイニングテーブルを作りました。テーブルでも1万5千円ぐらいで作れちゃうんですよ。

 

玄関でカンナを削っていたら突然夫が帰宅。黙々とDIYする時間が至福です

—西方さんはDIYの魅力をどういうところに感じますか?

これだけ色んなものが安く買える時代だから、ひとつひとつのものに対する愛着って、どんどんなくなってきてると思うんです。でも「テーブルの天板が傷ついてきたから買い換えよう」と思う前に、傷ついた天板を削って無垢っぽくしてみるとかそういったことで、まだ使えるようになりますよね。そして愛着も湧く。一から作らなくても、そういうちょっと手を加えることだけでも「DIY」だと私は思います。

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—自分で手を加えた、作ったというストーリーが加わることで、もっと大切なものになりますよね。

それに、自分で作ったものだと、組み立てた本人だからバラし方もわかるんです。作った棚が用途に合わなくなったら、それを解体して新しいものに作り変えることもできるので、次につながるのも楽しみですね。

—どこかで木材を見かけたら「これは材料になる!」と思えたりして楽しそうです。

それは本当に思いますね。この前も、沖縄で流木を見つけて何かに使えそうだなと思って、自宅に発送しました(笑)

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—西方さんにはDIY仲間はいるんですか?

それがいないんですよ。ひとりで黙々と作るほうが好きで。玄関で音楽かけながらカンナをかけたりしています。以前は、玄関で木を削っていたら主人が帰ってきて「すごいとこ見ちゃった」って、ビックリされちゃいました(笑)

—鶴の恩返しみたいですね(笑) DIYはご主人がいないときにされるのですか?

はい、主人がいないときにします。一度始めると集中するので、気づいたら半日経っていることも少なく無いですね。毎回4時間以上はやっちゃいます。

—何かつくることって精神的な健康にも良いですしね。

本当にそうだと思っています。

colum05_9 —今後つくりたいものがあれば教えてください。

家事室の棚ですね。上にプリンターを乗せて、下にはミシンを入れて、その間にはパソコンを入れる薄いスペースを作ってという感じです。そういうものは売ってないですからね。

—これからDIYを始めたい人にアドバイスがあればぜひお願いします。

楽しくないと続かないと思います。サイトやお店を見ていて、取っ手などのパーツに惹かれたら、それを使って何かつくってみるとか、ワインの箱を切って引き出しにするとか、簡単なものからはじめてみるのが良いと思います。あんまり無理しないことが大切だと思います。